日光西町倶楽部 ~あらとうと~▲一本の木を思わせる円筒のフォルムが印象的な本館。「日光西町倶楽部 ~あらとうと~」は日光市内に複数の宿泊施設を展開する日光ホテルズグループの一つ。アクセスは、日光宇都宮道路日光ICより車で約7分。JR日光駅または東武日光駅までの送迎車あり(要予約)。小学生以下の宿泊は不可

世界遺産のお膝元、上質な日光を満喫する

世界遺産に歩いていける近さで、上質な時を過ごすことができる「日光西町倶楽部 ~あらとうと~」。ホテルはその二社一寺(日光二荒山神社/日光東照宮/日光山輪王寺)へ続く西参道沿いにたたずみ、到着前から神聖な空気に包まれる。本館と別邸からなる9部屋のスモールラグジュアリーホテル。

客室は栃木県産の大谷石や杉板が贅沢に使用され、和と洋が見事に共存したシックで落ち着いた空間だ。ソファやベッドに身をゆだね、読書にふけるのもいい。大谷石は優れた耐火性と加工のしやすさから多くの建造物に使用されているが、石には珍しい見た目の柔らかさで、インテリアのアクセントになっている。
 

日光西町倶楽部 ~あらとうと~▲大谷石を大胆に設えた本館のツインルーム。窓から見える杉並木の緑も美しい

本館客室の窓からは、杉並木の美しい緑を眺めることができる。別邸は平屋づくりとなっており、庭続きの半露天風呂があるので、間取りや風呂の好みで部屋を選ぶとよいだろう。

客室内の風呂は温泉ではないが、本館にある貸し切り風呂(宿泊者専用)には温泉が注がれているので、散策で疲れた体を癒すにはもってこい。透明の単純温泉で誰にでも好まれる。チェックインの際には予約をお忘れなく。
 

日光西町倶楽部 ~あらとうと~▲本館にある貸し切り風呂「弐の湯」。宿泊者専用で無料(要予約)

夕食は、とちぎ和牛や日光湯波などの地元食材を取り入れたフレンチのフルコースをレストランでいただく。杉板を壁や天井に巡らせたレストランは、シックで開放的な空間。時間を忘れてフレンチを堪能できる。翌朝は、早起きして静寂に包まれた参道を散歩するのがオススメだ。アメリカンブレックファーストで目覚めたら、再び部屋へ戻りチェックアウトまでのひとときをゆっくりと過ごしたい。

避暑地の元祖ともいわれる中禅寺湖も近いので、初夏の日光を巡る拠点にしてはいかがだろうか。
 

日光西町倶楽部 ~あらとうと~▲ディナーのメイン料理「とちぎ和牛肉のポワレ」。きめ細かい霜降りの肉が味わい深い。濃厚なソースとともに
日光西町倶楽部 ~あらとうと~▲栃木県産の杉板を贅沢に用いたレストラン。爽やかな空気のなかくつろげるカフェテラスも併設
日光西町倶楽部 ~あらとうと~▲二社一寺でホテルから最も近い(徒歩10分)のが日光二荒山神社
文/山田祐子、写真/日光西町倶楽部 ~あらとうと~、日光市観光協会

EDGE編集部が選ぶ旅の相棒、アルピーヌ A110

アルピーヌ A110▲フレンチスポーツブランドとその名車を“復活”させた、コンパクトで軽量な2シータースポーツ。ミッドシップレイアウト、前後ダブルウィッシュボーンサスペンションなど、走りへのこだわりに満ちている

「日光西町倶楽部 ~あらとうと~」から中禅寺湖へ向かえば、日本一有名かもしれないワインディングロード「いろは坂」が。ここの連続するタイトコーナーを車との一体感を楽しみながら駆け抜ける。それには軽量化された、フレンチスポーツのアルピーヌ A110がベストだ。

そのA110の中古車だが、現行型の中古車流通量は現在25台前後で、価格は620万~1050万円程度、平均価格は約740万円となる。ワインディングロードなどはもちろん日常使いでも走りを楽しめる。エンジン出力は252psと300psの2タイプがあるが、どのグレードを選んでも、毎日の運転が楽しくなること請け合いだ。
 

▼検索条件

アルピーヌ A110× 全国
※カーセンサーEDGE 2022年8月号(2022年6月27日発売)の記事をWEB用に再構成して掲載しています
 
文/編集部、写真/アルピーヌ・ジャポン

トリップアドバイザー

山田祐子

ホテリエを経て全国の旅館ホテルや地域の支援を行い、現在は、大学の講師を務めながら取材・調査を行っている。温泉ソムリエ、きき酒師、All About 旅館ガイド。ツーリズムワイズラボ代表。