第99回 スバル エクシーガ(現行型) 【おいしい中古車】
2009/10/09
■快適で走りもイケる7シーターミニバン
毎年の年男ならぬ“年車”を決める日本カー・オブ・ザ・イヤーが今年も迫ってまいりました。10月22日に各賞およびイヤーカーが決定するわけですが、その翌日から一般公開となる東京モーターショーで、それらの車も展示されるそうです。そこで今回は、日本カー・オブ・ザ・イヤーつながり。昨年特別賞の「モストファン賞」を受賞したスバルエクシーガをご紹介します。エクシーガはレガシィの3列シート版ともいえる、7人乗りのミニバンで、2008年の6月に登場しました。レガシィのDNAをもっているだけあって、走りの良さが一番の特徴。全高が低いこともあって、パッと見はステーションワゴンのようなフォルムです。
↑全高が抑えられているため、ミニバン特有のハコっぽさは皆無。フロントフェンダーから流れるラインやアーチなど、躍動感のあるエクステリアが特徴(左右)
エンジンは2Lの水平対向4気筒で、NAとターボ(GT)に分かれます。ミッションが4AT(GTは5AT)という点はチト気になりますが、10・15モード燃費は14.0km/L(NAの2WD)なので、燃費に関しては気にするほどではないようです。この手の全高の低いミニバンの場合、気になるのはやはり快適性です。エクシーガの場合、3列目のレッグスペースは決して広くありません。大きめの男性だと、2列目シートにヒザが当たるかもしれません。しかし、なぜか窮屈さは感じないんですよね。
それは1列目から3列目に行くにしたがって高くなるシアターシートレイアウトと、広大なガラスエリアのなせるワザ。そこにメーカーオプションのパノラミックガラスルーフがあればもう無敵。快適空間の出来上がりです。
走りに関しては、レガシィのDNAを受け継いでいるだけあってかなりのもの。さすがにレガシィに比べればモッサリ感はありますが、後ろを振り返らない限り、ミニバンであることを忘れさせてくれます。
↑インパネは横基調の加飾パネルで広がり感を表現(左) 車内はシアターシートレイアウトやパノラミックガラスルーフの採用で開放感バツグン(中右)
■走行距離0.2万kmで新車より約100万円安い!
さて、こんな新鋭のミニバンエクシーガではありますが、4ATであることがネックにでもなったのか、やけに値落ちが進んでいます。例えば、ベースの2.0iに上質装備を施した2.0i-L。この4WDモデルの新車価格(登場時)は236.6万円なんですが、物件によっては100万円近くも安くなっています。しかも、多走行車や修復歴ありの車ではなく、状態もかなり良さそうなんです。なにせ上記の2.0i-Lの4WD、走行0.2万km、修復歴なしで139.9万円です。試乗車上がりなのかもしれませんが、これだけ程度が良くて新車より約100万円も安いのなら、がぜん気になりませんか? 昨年のモストファン受賞車、かなり狙い目です!
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
第99回 スバル エクシーガ(現行型) 【おいしい中古車】/旬ネタ
あわせて読みたい
西川淳の「SUV嫌いに効くクスリをください」 ランドローバー ディフェンダーの巻
【試乗】新型 ポルシェ 911 ダカール|オフロードではカイエンより速い! 2500台限定の“背の高い911”
ランドクルーザー70の「新車がない!」「中古車は高い!」に絶望したあなたに贈る「代わりにコレどうですか?」5選
ランドクルーザー250の「納車約2年待ち」「新車価格700万円以上」に絶望した人に贈る「代わりに半額でコレ、どうですか?」5選
【海外試乗】新型 ポルシェ マカン|電動化しても走りは“ポルシェ”!? 重さを感じさせない軽快なハンドリングが魅力だ!
足らないからこそ楽しめる。家族色に染められた2代目カングー
「ジムニーは燃費悪い」って本当? 実燃費検証から新型&旧型、シエラ、ライバル比較まで解説!
BMWのSUV一覧12選|人気ランキング紹介、価格と大きさ比較も!【2024年】
トヨタ ヴェルファイア(3代目)をマンガで解説! ラージサイズミニバンの王者はどんな車?【人気車ゼミ】
【試乗】新型 ヒョンデ アイオニック 5 N|BEVの走りは盛り上がらないとお嘆きのあなたに! ハイパフォーマンスバージョン「N」がついにBEVに登場