第187回 トヨタ ハリアー(現行型) 【おいしい中古車】
2011/08/26
■より洗練度が増したプレミアムSUV
SUVという言葉が一般的になったのはいつの頃からでしょうか? 今回ご紹介するハリアーの初代モデルこそ、SUVというジャンルを世に知らしめた一台だと思います。その後継にあたる現行型のハリアーが、ようやく“買い”といえるタイミングになってきました。プレミアムSUV、あるいはラグジュアリーSUVというジャンルを築き上げた初代ハリアーの後を受け、より洗練されたSUVとして現行型が登場したのは2003年2月のこと。以来、初代同様SUVの代名詞的存在として、今日までコンスタントに売れ続けている大ヒットモデルです。
エクステリアは、初代のアイデンティティを受け継ぎつつ、ヘッドランプのシャープな造形やフード全体を前面に押し出した形状で、一層の先進感を表現(左右)
コンセプトは「新生代ラグジュアリーSUV」。ハンドリング性能と先進の安全性をウリに、高級サルーンを超えることを目指して開発されました。ハンドリングに関しては高速直進安定性だけでなく、ワインディングロードも快適に走ることのできる操縦性を追求しています。
安全面でも今では多くの人に知られる存在となった、事故の予防と衝突被害の軽減を図るプリクラッシュセーフティシステムを世界で初めて採用。さらにインテリジェントAFSと呼ばれる、ステアリング角度と車速に応じてヘッドライトの光軸を動かすシステムも取り入れられています。
走破性に関しても、高級志向のSUVだからといって軟弱というわけではありません。4WD車はフルタイム4WDシステムを搭載し、3L車にはVSCやTRCなども装備され、高い走破性と安定性を実現。2.4L車にはセンターデフにビスカスカップリング式のLSDを採用しています。
エンジンは2.4Lの直4と、3LのV6の2本立て。ミッションは2.4Lに4AT、3Lモデルには5ATが奢られています。なお3Lモデルは2006年1月のマイナーチェンジから、3.5Lモデルに変わっています。
鷹が翼を開いて舞い上がる姿をイメージしたインパネ(左) リアシートはゆったりとした作りで、シートアレンジが豊富なため、実用性のレベルも高い(中・右)
■修復歴なしのディーラー車が200万円以上安い!
さてそんなハリアーですが、ご存じのとおり大人気モデルゆえ、なかなか値落ちが進みませんでした。しかしRXが登場し、ようやく相場もこなれてきたようです。3Lエンジンを搭載した300G アルカンターラバージョンの修復歴なし、走行9.3万kmという中古車(ディーラー車)が126万円です。新車時価格は331万円なので、200万円以上安くなっているわけです。
これを見れば、かなり値落ちが進んできたことがおわかりいただけるかと思います。今まで高かったからといって、中古車も見ずに諦めてしまってはもったいない。ぜひ一度中古車を検索してみてください。きっと「思ったより安いな」と思うはずです!
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第187回 トヨタ ハリアー(現行型) 【おいしい中古車】/旬ネタ
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