クライスラー 300SRT8に試乗。アメリカンモンスター「HEMI」エンジンに心、奪われた
2015/02/24
▲「デカい」「強い」「速い」を体現し、米国製自動車ひいてはU.S.Aにおいてひとつの象徴ですらあったはずのマッスルカー。オイルショックショックやら排ガス規制やらで元気をなくしていましたが、ここにいました元気な1台。V8 6.4L HEMIエンジンを搭載したダウンサイジング、エコ、スマートがステキとされる現代にドロップキックではなくウエスタンラリアットなクライスラー 300 SRT8に試乗しました色々な意味ででかい!
エンジンとテレビと、あといろいろデカい方がいい、V8たろうです。ついに乗せていただきました、憧れのHEMIエンジン。V8エンジ……いやクライスラー 300SRT8との対面を果たし、思わず一礼し開けました、ボンネット。こんにちは。はじめましてHEMI様。思ったよりスマートなヘッドカバーをしていらっしゃるものの、そこは堂々の風格です。威圧感すら感じます。さすがアメリカンエンジン界、四天王の一角です(後の3つは……お好きにどうぞ)。
さっそく試乗いたします。重低音とともに目を覚ますHEMI様。遮音性は高く車内への音は比較的静かなのにも関わらず、遠くから咆哮が聞こえてきます。V8だから当然といえば当然なのですが、久々にV8サウンドを浴び感動に打ち震えました。アクセルをそっと踏むと、最大631Nmというゴリラも真っ青なトルクを持つとは思えないスムーズな走りだし。並み居る名マッスルカーと比べ、落ち着いたアダルトな雰囲気です。
しかし、扱いによって表情が一変します。そこはやっぱりHEMI様。表面は大人でもマッスルカーだということを思い出させてくれます。ひとたびアクセルを踏み込めばホイルスピンから暴力的な加速。4秒そこそこで100km/h! もちろん法定を順守する者として3.6秒でアクセルを戻しライトにブレーキ。東名高速道路の東京料金所にて100km/h以下を維持しております。当然です。
それにしても100km/h未満ののんびりクルーズ、本当に楽チンすぎました。いつでも踏めば出る余力は、まさに何億円もの貯金残高を持つような安心感と余裕を持たせてくれます。
本気を出せばスーパーカーをも凌駕できそうな動力性能をもちながら、4ドアセダンという自分のキャラクターを順守すればラグジュアリーかつコンフォートな車にもなる、どこからどう見てもデキる男の条件ではないですか。超憧れます。あぁ、アメリカ車がどんどん好きになる!
▲SRT8はアメリカ本国ではクライスラー内での独立したブランドです。ただ日本には全車種輸入されておらず、1ブランドとしてではなくベースモデルの最上級グレードとしてクレジットされています
▲このシート! もうセクシーを通り越してエロい。ただ、気品が漂うエロさです。マジマジと見ると配色が絶妙。そういえばこの内装の革張り(トリムって言ったりしますね)、イタリアはポルトローナ・フラウ製でした。着座位置は低めに設定でき、シート自体も座面のサイドサポートが立っておりスポーティです。運転席に収まればセダンということを忘れます
▲これがアメリカの誇るモンスターエンジン、その名も「HEMI」。覇王(?)と呼ぶにふさわしい大排気量と出力を誇ります
【SPECIFICATIONS】
■グレード:SRT8 ■乗車定員:5名
■エンジン種類:V8OHV ■総排気量:6416cc
■最高出力:347(472)/6100[kW(ps)/rpm]
■最大トルク:631(64.3)/4150[N・m(kg.m)/rpm]
■駆動方式:FR ■トランスミッション:5AT
■全長×全幅×全高:5090×1905×1485(mm) ■ホイールベース:3050mm
■車両重量:2020kg
■車両本体価格:671万7600円(税込)
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