メルセデス・ベンツ Cクラス ワゴンを選択する「定番は素晴らしい」という事実に、今にして気づいた【EDGE セカンドライン】
カテゴリー: クルマ
タグ: メルセデス・ベンツ / Cクラスワゴン / EDGEが効いている / EDGE セカンドライン / MJブロンディー
2019/02/10
▲メルセデスの屋台骨を支えるDセグメントワゴンの4代目。ボディシェルの約50%にアルミニウムが使用され、軽量化と高剛性を両立。衝突軽減ブレーキなどをパッケージ化した「レーダーセーフティパッケージ」など、安全装備が充実した点も特徴。各種エンジンが用意されるが、前期型の基本は1.6Lと2Lの直噴直4ターボ。昨年9月にはマイナーチェンジが行われ、C200は1.5L直噴ターボ+48V電気システムのハイブリッドシステムにドイツご三家の3年落ちなんてのは新車みたいなもの
BMW 320dに乗り始めて1年余の不肖ワタクシだが、定番とはこれほどまでに定番であったのかという事実を、生まれて初めてかみしめている。
主に強い趣味性を追い求めて、これまで47台もの車を買ってきた自分はいま、「定番」というものの素晴らしさに愕然とする思いでいる。
BMW 3シリーズは定番であるから強い趣味性はないが、さすがBMW、適度な趣味性はある。それはマニアも納得、かつどんなシロートさんにもわかりやすい、「重厚だけど軽快な走り」というものだ。
我が3シリーズの最大のライバルといえば、もちろんメルセデス・ベンツ Cクラス。そちらの定番感はさらに盤石だ。たぶん。
そしておそらく適度な趣味性もあるに違いない。それは、メルセデスらしい不思議なステアリングのユルさがもたらすリラックス感とかそのあたりに。それはメルセデスにしかできない味わいで、つまり定番ではあっても趣味性なのである。この瞬間がメルセデスだ。
C200 ステーションワゴン アバンギャルド。新車時には570万円ほどしたお車である。先日のマイナーチェンジで微妙に型遅れにはなったが、見分けがつくのは自動車雑誌の編集者くらいのもの。それが3年落ち2万㎞強で300万円切り。約半額だ。
ドイツご三家の3年落ちなんてのは新車みたいなものというのは、我が3年落ち3シリーズでも痛感したところである。
つまり、やや極端な表現だが「新車が半額で買える」と言ってもよく、なぜ新車を買うご仁がいらっしゃるのか、トンと理解に苦しむ中古車マニアの我々なのだ。
3年落ちで約半額になるのも、3シリーズとほぼ同様であるからして。我々としては、新車を買ってくださった世田谷区あたりの品のいいお客様たちに、最敬礼するしかない。
▲マイチェンでフロントグリルの下の方とか目玉の中のデザインが変わったそうだが、ぜんぜんわからない。メカの中身はかなり変わったらしいが、それも言われなきゃわかんない自信がある! たぶん
▲マルチファンクションディスプレイは、ナビの他に細かい車両設定ができる。ドイツご三家としては当たり前だが、これがまた当たり前なことに、コンフォートにしたまんまほとんど触ることがなくなるのだ
▲エンジンは2Lの4気筒直噴ターボ(184ps)+7速ATという、とっても実用的かつ適度に贅沢なもの。今回のマイチェンで2Lガソリン車は消滅して1.5Lハイブリッドになったので、微妙に優越感もある
▲この瞬間がメルセデス、というこのダッシュボード。スイッチその他ちょい多めでゴチャッと感じるところが、今のメルセデスなのだ。年月とともにこれが体になじんで、空気みたいになる
▲シートは半革張り。リーズナブルなお値段で適度なゴージャス感を満喫できる、いい選択だ! もちろん新車じゃないので、オプション価格を払う必要もない。この瞬間が中古車の素晴らしさだ
▲やっぱりワゴンは実用性でセダンに勝る。そんなにいっぱい積めるわけじゃないが、年に1回でもちょっと背の高い荷物を積むと「ワゴンにしてよかった~」って思うのだ。ワゴンの方がオシャレさん【関連リンク】
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