トヨタ オーリス 【ニューモデル試乗】
カテゴリー: トヨタの試乗レポート
2012/10/03
王者ゴルフに立ち向かうトヨタの本気度
フロントグリルからヘッドライトに向けて描かれるVゾーンはカローラシリーズのアイデンティティ
H18年に登場したオーリスが初めてのフルモデルチェンジを受けた。生まれ変わったデザインが、日本のみならず欧州のCセグメントで勝負しようとする意気込みを感じさせる。日本で展開されるのは2WDが3タイプ、4WDが1タイプの計4タイプ。今回試乗したモデルは4WDを除く3車種だ。乗り込んですぐに内装の見せ方が上手だと気づく。平面的なインストルメントパネルは欧州車に倣っているが、日本車ならではの高級感をわかりやすく表現している。中でもステッチ処理はクラスを超えるレベル。特に本革張り仕様(Sパッケージにメーカーオプション設定)はいい雰囲気だ。
ドアは軽めで質感に乏しいものの、剛性感の高さは徐行速度で段差を超えただけでもわかる。5ドアの弱点というべきリアハッチの剛性も申し分ない。硬めの乗り心地といわれたRS(6速MTのホットモデル)でもトヨタ流の“いなし”が効いている。シフトフィールがすこぶる良く、MTの醍醐味を存分に味わえる。
理にかなったボディ剛性の高さとサスペンションの選択
インパネはブラックメタル調(写真)とカーボン調(RSに標準)、S Packageにオプション設定される本革調の3種。メーターはS Packageのみ2眼(他は3眼)
トヨタはFF車のリアサスペンションに高価なウイッシュボーン形式を積極的に使用している。高いレベルの乗り心地と走行性能を求めた場合、それらを最適化しやすい構造をもつウイッシュボーンが有利だからだ。だが、サスペンションの性能を生かすも殺すもボディ剛性次第。その意味で、オーリスのボディ剛性の高さとサスペンションの選択は理にかなっている。バランス的には1.5Lエンジン搭載の150Xで十分。CVTとエンジンの統合制御も上手く静粛性も高い。アイドリング中でもエンジンが停止していると思ったほどだ。これは隙間という隙間を極力小さくした(工場の作業員泣かせの)ボディ設計の賜物なのだ。シャシー剛性の向上、コスト度外視のサスペンション形式は、欧州車(特にVW系)に挑戦した新しい日本車を体感できる。
SPECIFICATIONS
| グレード | 150X | 150X Sパッケージ | 180G | RS Sパッケージ |
| 駆動方式 | FF | 4WD | FF | |
| トランスミッション | CVT | 6MT | ||
| 全長×全幅×全高(mm) | 4275×1760×1460 | 4275×1760×1480 | 4275×1760×1460 | |
| ホイールベース(mm) | 2600 | |||
| 車両重量(kg) | 1220 | 1300 | 1280 | 1270 |
| 乗車定員(人) | 5 | |||
| エンジン種類 | 直4DOHC | |||
| 総排気量(cc) | 1496 | 1797 | ||
| 最高出力[kW(ps)rpm] | 80(108)/6000 | 77(105)/6000 | 105(143)/6200 | 106(144)/6200 |
| 最大トルク[N・m(kg-m)/rpm] | 136(13.9)/4800 | 135(13.8)/4400 | 173(17.6)/4000 | 180(18.4)/3800 |
| JC08モード燃費(km/L) | 18.2 | 16.4 | 16.0 | 14.4 |
| ガソリン種類/容量(L) | レギュラー/50 | プレミアム/50 | ||
| 車両本体価格(万円) | 179.0 | 216.9 | 206.0 | 225.0 |
トヨタ オーリス 【ニューモデル試乗】/試乗レポート
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