BMW2シリーズ アクティブ・ツアラー【海外試乗】(小沢コージ)
カテゴリー: BMWの試乗レポート
2014/08/25
家族のことを考え、子供のことを考え、広くて快適でしかもBMW! ある意味、フィットをデカくしてブランドイメージまで加えたわけで最高のファミリーカーと言っても過言ではない。これに文句言う奥さまはいないのでは?
見た目を裏切るうまさ! コイツは普通の顔したイイオンナだ
この驚きをなんて表現したらいいんだろう? 赤味のようなトロというか、牛丼のような松阪牛というか、銅のような金!? というか、たとえはどれもイマイチだが、要するに予想以上なのだ。もちろんBMWが作る初めてのFFコンパクトではあるが、根本には、FFとして常識外のハンドリングを見せつけるミニの技術があるだけに、ある程度の良さは想定していたけど、まさかここまでとは。
特に走りと乗り心地にはビックリよ。
見た目は正直、実車を間近にしてもウーム…だ。ボディサイズはゴルフより77mmも長くて95mmも幅広い。だけどディテールは凝ってて、ライトはLEDを多用した光モノ系だし、ショルダーラインは力強く、リアビューにしろSUVのXシリーズみたいだし、なによりフロントマスクは誰がどう見てもBMW !
2種類のデザインラインを用意。Mスポーツパッケージや4WDのxDriveなども登場予定
インテリアも同様で造形はBMWのセオリーどおりだし、ウッドパネルや革素材の質感も高い。
サーフェイスを水平方向にレイアウト、広く軽快な印象に。着座位置はセダンよりやや高く、視界や乗降性が向上した
だが、やっぱりビックリしたのは走りの質だ。乗ったのは231ps&350Nmを発揮する直噴2L直4ターボ搭載の225iで、まず加速の質がいい。安っぽいFF的ギクシャクはなく、出足がやけに力強いこと力強いこと。
静かさ、乗り心地の良さもハンパなく、特にリアシートは広くて快適な上、ショックもない。さらに感動的なのはラゲージスペースで、なんとワゴンもビックリの468L! ゴルフの380Lを圧倒し、BMWらしさを上手に残しつつも、FF化の利点をこれでもか!と見せつけている。
ラゲージ容量は468~1510L。テールゲートは自動開閉式を採用、スマート・オープナーもオプションで用意される
唯一気になるのは発進でパワーを上げ過ぎたときのハンドルの取られだが、それくらい笑って許しましょうよ…という出来。いや参った(笑)。
【SPECIFICATIONS】
■グレード:225i ActiveTourer ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直4DOHCターボ ■総排気量:1998cc
■最高出力:231/4750-6000[ps/rpm] ■最大トルク:350/1250[N・m/rpm]
■駆動方式:FF ■トランスミッション:8AT
■全長×全幅×全高:4342×1800×1555(mm) ■ホイールベース:2670mm
■車両重量:1430kg
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