※この記事はカーセンサー関東版37号(2000年10月5日発売)に掲載されていたものをWEB用に再構成したものです

剛性感の高いボディとしなやかな足回りで上質な走りを実現

  • ボルボ S40 走り|ニューモデル試乗
  • ボルボ S40 リアスタイル|ニューモデル試乗
↑ボディ剛性が向上するとともにサスペンションもよりしなやかになり、走りの上質感が高まった(左)テールランプはクリアレンズ化。“VOLVO”のロゴが、中央に移動した(右)
S80、V70など最新ボルボの“モード”は、流線型基調。しかし、このトレンドを先取りしていたのが、S40/V40シリーズだった。ボルボ車では、ワゴン/セダン販売比率が7対3とセダンも堅調で、女性ユーザーからも積極的に選ばれているのが特徴でもある。

そのS40も2001年モデルとして、ワゴンのV40とともに生まれ変わった。試乗して印象に残ったのは、「小型プレミアムセダンとして、いよいよ魅力を高めたのではないか」ということだ。特にボディの剛性感の向上や、サスペンションがよりしなやかになった点は、S40の走りっぷりを、より上質なものにしている。

もともとS40は、ワゴンのV40に対し、ボディ構造の違いから剛性面での優位性があったが、今回のマイナーチェンジでその良さが一段と引き立っている。エンジン性能も実用領域での不満はなく、振動、ノイズレベルも、一段と抑え込まれている。

セダンにとって重要な条件“快適な居住性”を高いレベルで実現

  • ボルボ S40 インパネ|ニューモデル試乗
  • ボルボ S40 エンジン|ニューモデル試乗
↑空調スイッチの形状、配列を変更。シフトレバー前方がポケットになった(左)新しい5速ATとの相乗効果で、実用領域でのスムーズさが向上した新ユニット(右)
室内もパワーウインドウスイッチが一般的なドア部分に移動したり、アームレスト付きセンターコンソールが備わるなど、機能性を向上させ、質感も上げている。それと改めて気づくのは、リアシートのサイズが十分に大きく、コンパクトなボディながら、“快適な居住性”というセダンにとって重要な条件を、さり気なく高いレベルで満たしている点だ。

トランクリッドには、ヒンジが内部の荷物に干渉しないダブルヒンジ式を採用しており、こうした点でも、プレミアムセダンらしい作り込みの良さを感じる。

また、バンパー、グリル、フロントフェンダーなどがわずかにリデザインされている。

SPECIFICATIONS

主要諸元のグレード 2.0
駆動方式 2WD
トランスミッション 4AT
全長×全幅×全高(mm) 4515×1720×1420
ホイールベース(mm) 2560
車両重量(kg) 1595
乗車定員(人) 5
エンジン種類 直4DOHC
総排気量(cc) 1947
最高出力[ps/rpm] 136ps/5800rpm
最大トルク[kg-m/rpm] 19.4kg-m/4000rpm
10・15モード燃費(km/L) 9.6
ガソリン種類/容量(L) 無鉛プレミアム/60
車両本体価格 330.0万円

島崎七生人の責任採点

コンセプト 5点 取り回し 5点 加速性能 4点 ブレーキ性能 4点
フィニッシュ 4点 操作系の使い勝手 4点 乗り心地 5点 環境対策 5点
前席居住性 4点 ラゲージルーム 5点 操縦安定性 5点 燃費 4点
後席居住性 4点 パワー感 4点 高速安定性 4点 ステータス 5点
内装の質感 5点 トルク感 4点 しっかり感 5点 コストパフォーマンス 5点
得点合計 90/100
(Tester/島崎 七生人 Photo/橋本 玲)