ホンダ アヴァンシア【プレイバック試乗】
カテゴリー: ホンダの試乗レポート
2010/02/18
コンセプト
サスペンションを主にかなりのチューニング
立体駐車場に入るハイトワゴンとして登場したアヴァンシアだが、デビュー当時のコンセプトはいま一つ意味不明だった。そこでマイナーチェンジを機に、スポーティさが売りの上級モデルが加えられた。「ヌーベルバーグ」と名づけられたこのニューバージョンは、サスペンションを中心にかなりのチューニングが施されている。具体的には、車高をノーマルより15mm下げたローダウンサスペンションを装着。ストラットタワーバーやリアのパフォーマンスロッドなどで、ボディ剛性も向上させている。タイヤも205/55R16の大径タイヤを採用した。
エンジンは直4の2.3Lを搭載。FF車専用とはいえ、アヴァンシアはこのヌーベルバーグによって、新境地を切り開いたといえる。
室内&荷室空間
フロントよりもリアシートが快適
インテリアでは、ヌーベルバーグ専用のメタル調センターパネル/ドアパネル/シフトノブを採用している。しかし、インストルメントパネル左右のモケット調のインテリア内張りは、ホコリや糸クズなどのゴミがつきやすい。これはぜひ改めてもらいたい。フロントシートは形状、素材ともに見直されたスポーツシートだが、コーナリング時にはもう少し背もたれのホールド性が欲しかったこともつけ加えておこう。
室内空間はフロントよりもリアシートが広く、フラットフロアで余裕の足元は快適。フロントとのウォークスルーもできるし、リア専用のナビ/TV画面も15万円のオプションで設定されている。エアコン吹き出し口は両サイドピラーだ。ラゲージスペースも合格点。
ドライブフィール
ファミリィカーとしても扱いやすいセッティング
スポーティにチューニングされたサスペンションでのコーナリングは実に安定しており、気持ちがよかった。ホディのロールは車速に合わせてしなやかに傾き不安はない。高速道路でのレーンチェンジもロールは小さく、しかも1回でピタリと収まるのだ。ハンドルの重さは、普段はやや重めの操舵力をキープしつつ、スポーツドライビングではやや軽めになるというセッティング。ファミリィカーとしても扱いやすいセッティングといえよう。
不満なのは、エンジンパワー。2.3Lでこのボディサイズは明らかにアンダーパワーではないか。完全にエンジンよりも、サスペンションのほうが勝っている。
いうならば、V6・3Lの「ヌーベルバーグ」が欲しいところだ。
こんな人にオススメ
もともとアヴァンシアは荷物ではなく、人を中心としたスタイリッシュなワゴン。だからこそ、リアシートもフロントシートに負けず劣らずの快適性をもっている。よってスポーティさが増したヌーベルバーグは、走りも楽しみたいが車中でのコミュニケーションも求めるユーザーに勧める。SPECIFICATIONS
| グレード | ヌーベルバーグ |
| 駆動方式 | FF |
| トランスミッション | 4AT |
| 全長×全幅×全高(mm) | 4700 x 1790 x 1485 |
| ホイールベース(mm) | 2765 |
| 車両重量(kg) | 1510 |
| 乗車定員 | 5人 |
| エンジン種類 | 直列4気筒SOHC |
| 総排気量(cc) | 2253 |
| 最高出力 | 110kW(150ps)/5800rpm |
| 最大トルク | 206N・m(21.0kg-m)/4800rpm |
| 車両本体価格 | 215万円 |
ホンダ アヴァンシア【プレイバック試乗】/試乗レポート
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