スズキ ワゴンR【試乗レポート】(松本英雄)
カテゴリー: スズキの試乗レポート
2014/10/03
▲ワゴンRに新しく設定されたグレード「FZ」。「エネチャージ」を進化させた「S-エネチャージ」が採用され、FFモデルではJC08モード燃費32.4km/Lを達成している
最大のトピックはモーター機能付き発電機の採用
電気的な負担を低減して燃費に貢献する「エネチャージ」が話題を呼んだ現行型が登場してからおよそ2年。今回のマイナーチェンジでは、「エネチャージ」を進化させた「S-エネチャージ」が搭載された。注目は、加速時にはアシストを兼ねた動力用のモーターとなり、減速時には高効率の発電機となるモーター機能付き発電機「ISG(インテグレーテッド スターター ジェネレーター)」の採用だ。
減速時に発電したエネルギーは、スターター用の鉛バッテリーとエネチャージ専用のリチウムイオンバッテリーに蓄えられる。日産 セレナの「S-HYBRID」と同じ仕組みだが、ワゴンRの場合はリチウムイオン電池を採用して効率を高めている。アイドリングストップからのエンジン再始動は鉛バッテリーから、加速アシストはリチウムイオンから供給される。
S-エネチャージにより燃費も走りも進化した
今回のマイナーチェンジでは内外装に目立った変更はないものの、心臓部の違いは走り出して間もなく体感できる。副変速付きのCVTのおかげで660ccながら発進は極めてスムーズ。そこからアクセルを踏み込むと、エンジンのトルクとは異なる補助的な後押しを感じる。ISGの動力用モーターが介入したのだ。これにより燃料消費を抑えながら加速が得られる。ISGの介入はあくまで自然だ。
減速時は13km/h以下でアイドリングストップ機能が作動する。ニュートラル制御によりエンジンブレーキは利かなくなるため、停止時は多少ブレーキを強めに踏んだ方が良いだろう。アイドリングストップからの再始動は非常に早く、安心感は高い。
スティングレーは、中身は標準車と同じだが、タイヤが異なるため乗り心地と静粛性に違いがある。硬めのタイヤはスポーティな外観の雰囲気に合わせたチョイスなのかもしれないが、標準車に比べリアからの音が気になった。
▲こちらはワゴンRスティングレーの「X」。スティングレーにはもちろんターボ搭載車も用意されている
【SPECIFICATIONS】
■グレード:ワゴンR FZ ■乗車定員:4名
■エンジン種類:直3DOHC ■総排気量:658cc
■最高出力:52/6000[ps/rpm] ■最大トルク:63/4000[N・m/rpm]
■駆動方式:FF ■トランスミッション:CVT
■全長×全幅×全高:3395×1475×1660(mm) ■ホイールベース:2425mm
■車両重量:790kg
■車両本体価格:137万2680円(税込)
■グレード:ワゴンRスティングレー X ■乗車定員:4名
■エンジン種類:直3DOHC ■総排気量:658cc
■最高出力:52/6000[ps/rpm] ■最大トルク:63/4000[N・m/rpm]
■駆動方式:FF ■トランスミッション:CVT
■全長×全幅×全高:3395×1475×1660(mm) ■ホイールベース:2425mm
■車両重量:800kg
■車両本体価格:146万1240円(税込)
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