ホンダ ステップワゴン(旧型)≪モデル概要&購入アドバイス編≫
2009/11/04
低床化によって走行性能を高めた ボックス型ミニバンの先駆モデル
モデル概要
今では主流となっている乗用車ベースの箱形ミニバンだが、先鞭をつけたのはステップワゴン。横置きフロントエンジンの効率的なパッケージングで広い室内空間を稼ぎ出し、ミニバンブームの牽引役となった。3代目となるこのモデルは、床を下げることによって室内高を犠牲にせずに車高を下げ、操縦性能や空力性能を大幅に引き上げた野心作。背が低めでスタイリッシュでありながら、室内空間は背の高いミニバンと同等という意外性をもつホンダらしいモデルだ。
バリエーションはベーシック系のほか、エアロフォルムバンパーを装着し、専用サスペンションチューンで走りに磨きをかけたスパーダも設定されている。
メカニズム
2種類のエンジンと3種類のミッション
エンジンは2Lと2.4Lの2種類。いずれもDOHC4バルブのヘッドをもち、低回転域で吸気バルブの片方を休止させるVTEC機構や、吸気バルブの開閉タイミングを連続可変制御するVTC機構を装備する。トランスミッションは2L車が4AT 、2.4L車のFFがCVT、同4WDが5ATという組み合わせ。CVT車にはパドルシフトも装備し、7段階のマニュアル変速が可能だ。4WDはオンデマンド方式。ホンダ独自のデュアルポンプとボールカムを組み合わせ、わずかなスリップでも応答性良く後輪にトルクを伝達する。サスペンションはフロントがストラット、リアがトーションビーム式で、スパーダは専用チューニングとなる。内外装
全高の低さからは考えられない広い室内
ライバル車より70~80㎜低い全高、大きく傾斜したフロントガラス、前傾の強いベルトラインなど、いかにも“走りそう”なフォルムが特徴的だ。外観からは室内はあまり広そうに見えない。しかし、床を60㎜低く専用設計した低床プラットフォームのおかげで、室内高は背の高かった前モデルと同等を確保。ライバルたちにも遜色がないレベルだ。シート配列は2列目がベンチシートとなる3列8人乗りに加え、2列目キャプテンシートの7人乗り仕様を2007年11月のマイナーチェンジでオプション設定。このほか内装では、フローリング調のカーペットやサンシェード付きの大型サンルーフなどが、デビュー時よりオプション設定されていた。ドライブフィール
フットワークの軽さは低車高のたまもの
ドライブフィールはまさにセダン感覚。もちろんセダンより絶対的に背が高いのでセダン同等とはいかないが、グラグラするロールや大きなアンダーステアによって運転しにくくなるようなことはない。市街地から峠道まで、キビキビと走り回れるのが特徴だ。エンジンは2Lでも十分なパワーがあり、高回転側の伸びも気持ち良い。2.4Lは低速トルクに余裕があって、加速時や高速道路走行時もエンジン回転数が低めに抑えられるから、静粛性の点でも有利だ。さらに走りにこだわる向きは、スパーダの指名買いが良い。適度に引き締まった乗り心地とキレの増したハンドリングで、どんなシーンでも楽しくドライブできる。購入アドバイス
狙い目グレード
パワースライドドアがあれば利便性UP
できるだけ予算を抑えたい人は、流通量が多い2005年式、2006年式からの選択を考えがちだ。しかし、気をつけたいのがパワースライドドアの有無。2006年5月の一部改良時までは一部グレードに未設定だったので、できればそれ以降のモデルを選びたい。特にオススメなのはG Lパッケージ。流通量が多い上に、2006年5月以降なら両側にパワースライドドアを備えている。ナビを装着したパッケージモデルや特別仕様車も割と流通しているので探してみよう。購入時チェックポイント
シート隙間に食べこぼしが隠れているかも?
子供やペットが乗せられていた可能性が高いので、シートの汚れやヘタリ具合はしっかりチェックしておきたい。また、ラゲージにキズがないかも気になるところだ。リコール情報で対象台数が多いのは、燃料ポンプリレーの不具合。使用し続けると最悪の場合、リレー内部が断線し、燃料ポンプが停止する可能性もあるという。2005年5月~10月に製造された車両の一部に見られる現象なので、対象車の場合は対策が施されているかを整備手帳で確認しよう。日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
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