ホンダ フィット開発秘話 【ホンネに直撃!】
2007/12/05
■矛盾だらけの課題を克服したフィットに未来のスタンダードを感じた
2代目「フィット」だ。
すでにスモールカーのカテゴリーの中で、先代フィットはそのボジションを確立していた。かわいらしく知的なフォルムの先代は、20代から60代までの幅広いユーザーに等しく愛されていた。
11月1日、2代目フィットの試乗会が横浜で行われた。そこで開発の袴田仁(はかまだひとし)という男と出会った。「自社・他社を含めスモールカーのカテゴリーのフラッグシップとなり、すべてのスモールカーが追い越す指針になる車を目指した」と袴田氏は語ってくれた。スモールカーは何よりも環境に配慮してなくてはならない。それは販売台数が多く、中途半端な環境対策では数で環境を壊してしまうためだ。彼は開発を進める中、理想の「フィット」を創るため、ボディのサイズアップを決めた。
しかし、車の剛性を向上させた上で、骨格であるホワイトボディの重量は増やさないという矛盾した目標も定めた。そして矛盾したこの目標にこだわり、鋼材の材質・形状などを見直し、見事達成させた。
新開発のi-VTECエンジンは、もともと効率の良いエンジンだった。その完成されたエンジンを、「フィット」用に、もっと効率の良いパワーのあるエンジンにするという、至難の技に近いチューンを施した。そして完成したのが2代目「フィット」である。厳しい状況に自らを置いた袴田氏は、「開発ドMだ!」と笑っていた。
ホンダらしい走りを研ぎ澄まし、価格は抑える。矛盾だらけのこの目標を達成した袴田氏の顔は明るかった。
「今だから…」と笑ってこう言った。「試作車の段階では、もっとやるべきことはなかったのか、まだやるべきことがあるのではないかと最後まで問い続けていた」。しかし、量産ラインから生まれた最初のフィットに試乗したとき、間違っていなかったことを確信したそうだ。パワーアップしたエンジンに軽いボディは、現時点でクラス最高の燃費、24km/Lをたたき出している。
2代目「フィット」は間違いなくホンダの車である。
合掌。
<奈落院煩悩寺和尚>
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
ホンダ フィット開発秘話 【ホンネに直撃!】/旬ネタ
あわせて読みたい
新型デリカミニの中古車流通量が100台超えてきたけどお得なの? 三菱の超人気アウトドア派軽SUV、中古車状況やオススメの狙い方を解説!
“生きた機械”に乗る楽しさ! 「空冷ポルシェ 911」の世代ごとの特徴と選び方のポイント!
「かわいいだけ」はちょっと苦手!?なあなたに贈るタフ&キュートな【ゴツかわいい車】5選
新型CR-V発売間近! ところで先代5代目の中古車状況はどうなってる? 都市型SUVの先駆け、オススメの狙い方を解説
センチュリークーペに魅了されてしまった諸兄に贈る「代わりにコレ、いかがですか」5選
BMW X4が1年で100万円近くダウン!今、狙うべき本命グレードは?「走れるクーペSUV」を賢く手に入れよう
スバル フォレスターが2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤーに輝く! ところで5代目の中古車状況はどうなってる? モデル概要、オススメの狙い方を解説!
憧れのディフェンダーが総額500万台で狙える!? ランドローバー 高級SUVの代名詞、中古車状況やオススメの狙い方を解説
【徹底考察】ランドクルーザーFJとジムニーノマド、どっちがいいの? 両モデルの特徴や違い、買うべき人を本気で考えてみた!
リフトアップされた“武闘派”のランクル80は、幼少期から刷り込まれた父との思い出の結晶









