海外からも熱視線! 国産スポーツカー黄金期、90年代のスポーツカーに乗れ!
2016/11/17
▲90年代の国産スポーツカーたち、20年以上の時を経ても古くさく見えないデザインも高評価の理由かもしれません海の向こうからも熱いラブコール!
日本車が海外でも高い評価を受けているのはご存じのとおりですが、その中でも熱い視線を集め続けているのが90年代のスポーツカーたちです。特に人気の高いアメリカでは、製造から25年が経過した車両について登録のハードルが緩和されることから、R32型スカイラインGT-Rが次々と海を渡り日本国内でも価格が高騰したのは記憶に新しいところ。そんな人気が全く衰えない黄金期ともいえる90年代の国産スポーツカーたちを紹介しましょう!
※流通量・本体価格は2016年11月8日時点のカーセンサーnetより参照
日産 スカイラインGT-R(R32型・1989~1994年)
流通量 : 180台
本体価格: 138万円~
▲最大出力の280馬力は当時の自主規制値に合わせたもの。少し手を加えるだけで本来のパワーが目覚める総生産台数197台といわれる2代目スカイラインGT-R(ケンメリGT-R)の生産終了から16年。89年に第2世代GT-Rと呼ばれるR32型が登場しました。
レースで勝つことを命題とされたGT-Rは、グループAのレギュレーションに合致するために2568ccという販売面では不利になりかねない排気量をあえて採用。そしてパワーを余すことなく路面に伝えるために駆動方式は4WDを採用し、デビュー年の全日本ツーリングカー選手権では6戦すべてでポールトゥウインを果たしています。
そんな第2世代GT-Rは現在でも新たなアフターパーツが発売されるほど高い人気を維持し続けています。25年を経過した今でも、最新のスポーツカーと対等かそれ以上のポテンシャルを発揮し続けるGT-Rならではといえるエピソードでしょう。
マツダ・RX-7(FD3S型・1991~2002年)
流通量 : 245台
本体価格: 65万円~
▲ロータリーエンジンの魅力に取りつかれた人は多数。その数はこれからも増えそうだ世界で唯一、ロータリーエンジンを長きにわたり量産してきたマツダだからこそ生み出せたピュアスポーツカーがこのRX-7です。
2016年現在、最後のロータリーターボエンジンを搭載するFD3S型は、255馬力からスタート。数回の改良を経て最終型では280馬力を発生するまでに至りました。ロータリーエンジンの魅力はなんといってもそのフィーリング。モーターのように回る、と称されたそれは、一度乗ったら病みつきになること間違いなしでしょう。
また、その誰が見ても一目で「スポーツカー」と分かる流麗なボディラインも魅力のひとつ。現在では様々な制約によって廃止されてしまったリトラクタブルヘッドライトも、ONとOFFで2つの表情を見せてくれるポイントですね。
トヨタ スープラ(JZA80型・1993~2002年)
流通量 : 73台
本体価格: 51万円~
▲大排気量から繰り出されるパワーが魅力的。当時は大きく見えた車体も、今となってはそうでもないトヨタ自ら「THE SPORTS OF TOYOTA」と宣言して登場した2代目スープラは、日本車離れしたグラマラスなボディラインをまとい、先代の直線基調のデザインから大きく方向転換を果たしました。
搭載されたエンジンも先代から引き継いだものはなく、新たに3リッターの2JZ型エンジンを採用し、それのNA仕様とターボ仕様をラインナップしています。ターボ仕様のマニュアルトランスミッションは日本で市販された国産車として初となる6速MTを採用(のちにNAモデルにも拡大)し、足回りも4輪ダブルウィッシュボーンとスポーツカーに恥じないモデルとなっています。2002年の生産終了後もスーパーGTに参戦し続けるなど、長きにわたってトヨタのスポーツカーというブランドを維持していたのを覚えている方も多いのではないでしょうか?
また希少モデルとなりますが、エアロトップというグレードも設定されており、こちらは頭上のルーフパネルを外すことができオープンエアモータリングを楽しむことができるタルガトップタイプのもの。屋根を閉めればグラマラスなクーペ、開ければオープンと2度おいしいモデルです。
いかがでしょうか。冒頭にも触れたとおり90年代は国産スポーツカーの黄金期。今回紹介できなかった車の他にも多くの名車が存在しています。海外の愛好家もライバルとなる今、良質な中古車を手に入れるには即行動ですよ!
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