3ナンバー化へ向けて突き進む次期カローラ
カテゴリー: クルマ
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2017/02/28
▲次期カローラのリアビューを予想してみた。ワイド感をもたらす横長コンビランプ、ボディ側面に刻まれる後ろ上がりのプレスラインが、ダイナミックな印象を後押しするに違いない国内向けと海外向けでボディ幅が異なる?
プリウスが口火を切った、「もっといいクルマづくり」の象徴ともいえるTNGA世代のトヨタ車。C-HR、新型カムリと、トヨタの新型車投入は、ペースを落とすことなく続く。その中には、2016年にデビュー50周年を迎えたカローラも含まれている。
いまやカローラは日本だけでなく、北米や中国など、150以上の国と地域で販売されているグローバルな車だ。初代からの累計販売台数は、4400万台を超えており、現在13ヵ国で組み立てられている。
ただし、世界を見回すとニーズは国によってバラバラだ。例えば、ここ日本では全幅1700mm未満の5ナンバー枠に収めることが重要な要件として横たわっている。しかし、道路事情が異なる海外のユーザーから見れば、5ナンバーサイズの乗用車はいかにも小さく、ライバル車と比べて居住性など商品力に物足りなさが残ることは、想像に難くない。
▲国内向け現行モデルは2012年5月に発売された。ヴィッツと同じBプラットフォームが使われ、2013年夏にはハイブリッド仕様も設定されたボディ幅は1750mm。海外版とは違う専用ボディを獲得か
現行モデルは、5ナンバーサイズの最適なシャシーがないことから、苦肉の策としてヴィッツと同じBプラットフォームが用いられた。次の国内向けカローラは、2016年10月5日にも紹介したとおり、プリウスと同じCプラットフォームを用いた3ナンバー車となる。
次期カローラには、2つの開発コードが与えられている。ひとつは国内向け、もう一方は海外向けだというから、まったく同一の車ではないようだ。海外向けが1800mmに迫る全幅を有するのに対し、国内向けの全幅は1750mm以下に抑えられる公算が大きい。ボディ側面の抑揚を変えるなど、デザインと造形で寸法を調整か。
ボディデザインだが、発表されたばかりの新型カムリに続き、セダン離れしたスレンダーなシルエットを身につけて、若々しくスポーティな印象を狙うのだろう。リアコンビランプは、後ろ姿にワイド感をもたらす横長デザインに仕上がり、ボディ側面には、躍動感を表現する後ろ上がりのキャラクターラインが配される見通しだ。
▲2016年10月5日に紹介した、次期カローラのフロントビューの予想イラスト。薄型ヘッドランプと台形エアインテークは、デザインの最終審査で手直しを受けている可能性もあるパワートレインも新世代トヨタユニットに刷新
シャシーの一新に合わせてパワートレインも見直され、こちらもTNGA世代にバトンタッチされる。国内向けには、1.5L直4ガソリンと同ハイブリッドに加え、オーリスでお馴染みの1.2L直4ターボも新設定される。
さらに、マツダのスカイアクティブ戦略をにらんで、1.5Lディーゼルターボをラインナップする案も浮上しているという。もし実現すれば、アクセラ同様、3つのパワートレインを有するモデルとして訴求されるだろう。なお、後輪サスペンションは、ポテンシャルの高いダブルウイッシュボーン式が採用されるようだ。
発表時期は、2018年半ばくらいという見方が強い。
※2017年2月28日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2018年6月
■全長×全幅×全高:4640×1750×1450(mm)
■搭載エンジン:1.8L 直4 他
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