スバル 新型レガシィB4&レガシィアウトバック、国内デビューは2020年後半までお預け
カテゴリー: クルマ
タグ: スバル / セダン / ハッチバック / SUV / レガシィB4 / レガシィアウトバック / ニューモデルスクープ!
2019/09/15
▲2750mmのホイールベースを保ったままシャシーが一新されて、生まれ変わった新型レガシィ。リアデッキは高められて、ルーフから続くシルエットは流麗に。ウインドウ周囲のメッキモールがドアミラーへと続いている点がユニーク
▲「アクティブアンドタフ」をキーワードに掲げて、デザインされたアウトバック。SUVテイストに欠かせない、ボディ下方のクラディングパネルと、フェンダーガーニッシュによって、躍動感が強調されている。存在感のあるルーフレールもチェックポイント米国で生産と販売がスタート
7代目レガシィB4&レガシィアウトバックの生産と販売が北米で始まった。
同車は1990年代からスバルを引っ張ってきた看板モデルだが、世代交代を重ねるごとに、軸足が海外に移りつつある。
そして今回、お膝元ニッポンは完全に後回しになることがわかった。
スバルは2020年モデルとして、新世代レガシィB4(セダン)を2019年2月のシカゴショーで、レガシィアウトバックを同年4月のニューヨークショーで、それぞれ披露した。
着々と進んでいるSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)が用いられ、北米専売の3列シート車である、アセントから2.4Lターボを流用。
NAモデルとして、2.5L ボクサー4も継続設定されている。こちらは、直噴化など90%のパーツ刷新で、若干のパワーアップを果たしている。
組み合わされるCVTのパドルシフトで変えられる段数は、7速から8速へと増えている。
使い勝手が重視されるアウトバックはでは、CIマークに手をかざすだけで開けられる、ハンズフリー電動ハッチゲート、ワンタッチで操作できるトノカバーなどを採用。
ハッチゲート開口幅も広がり、ラゲージスペースを十分に使いこなすことができそうだ。
▲最高出力260psをマークする、2.4L ボクサー4直噴ターボ。独自のチェーン式CVTはパドルシフトが付いていて、まるで8速MTのように扱える
▲センタークラスターからドアトリムへと続く、水平基調のデザインによって、広々感が演出されている。上級グレードにはドライバーモニタリングシステムも用意。11.6インチの縦型ディスプレイもセールスポイント装備は充実。静粛性も向上
内装では、11.6インチ縦型ディスプレイが上級グレードに備わる。アップルのカープレイやアンドロイドオートに対応していてスマホとの連携も図られる。社内WiFiも設定。
独自の安全装備、EyeSightには、北米向けスバル車として、初めて車線維持制御と先行車追従操舵制御が織り込まれている。
こうした快適装備の充実や、SGP採用と相まって静粛性も向上。
ウエザーストリップの改良や、遮音ガラスの起用、ウインドウガラスの板厚アップなどが図られて、高速走行時のノイズは3db低減しているという。
レヴォーグ優先の国内事情
7代目にあたる、新型レガシィB4&レガシィアウトバックの北米仕様は、2019年7月29日から生産が始まっている。
お膝元ニッポンでの発売を心待ちにしている方も多いだろう。
しかし、スクープ班が調べたところ、国内向けのモデルチェンジは、随分と先送りされるようで、最短でも2020年下半期まで持ち越されるようだ。
スバルとしては、2020年夏に発売予定の次期レヴォーグに注力する方針で、国内での販売台数が減ってしまったレガシィB4&レガシィアウトバックは後回しに、というわけだ。
日本での販売が待ち望まれるところだ。
※2019年9月13日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【諸元・スペック】
■予想発表時期:2020年10月
■全長×全幅×全高:4840×1840×1500(mm)
■搭載エンジン:2.5L ボクサー4 他
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