トヨタ GRヤリスは期待大!! 競技ベース車向けグレードも用意か
カテゴリー: クルマ
タグ: トヨタ / ヤリス / ニューモデルスクープ!
2020/03/15
▲東京オートサロンの会場で、スポーツ4WDモデルの復活を高らかに宣言した、豊田章男社長と、GAZOOレーシングカンパニーの友山茂樹プレジデント。トヨタにとっては、セリカGT-FOUR以来、20年ぶりとなるスポーツ4WDである華々しいデビューを飾った、GRヤリス
東京オートサロンで、ワールドプレミアされて話題をさらった、GRヤリスは2020年夏に発売される。結構な高額モデルとなっているが、エントリーモデルなどの用意はされないのだろうか。
東京オートサロンで豊田章男社長は、「市販車を改造してレースに勝つのではなく、レースに勝つための車を作って市販化するという、逆転の発想から生まれた」とGRヤリスを紹介した。
GAZOOレーシングカンパニーの友山茂樹プレジデントは、「トヨタにとってはセリカGT-FOUR以来、20年ぶりのスポーツ4WDで、もはやノウハウもなくて開発で苦労した」と、感慨深そうに振り返った。
▲電子制御多板クラッチによって、前後トルク配分が自在に変わる、「GR-FOUR」。まずGRヤリスで世に送り出された後、GRカローラにも用いられる予定2万5000台の条件をクリアすべく……
GRヤリスは、WRC(世界ラリー選手権)での活躍を期待されて、生み出されたことは言うまでもない。そのためには、ホモロゲ(いわゆる承認)を得る必要がある。
具体的には、12ヵ月の間に参戦マシンのベース車を2500台以上、モデル全体で2万5000台以上を生産する必要がある。
ただ、価格に対する需要や生産体制を加味すると、年間2万台オーバーを突破することは、簡単ではない。市販時には、ヤリス標準車と同じ1.5L直3とCVTを搭載した、「なんちゃって」FFモデルもラインナップされる。
▲アルミホイールやフォグランプが省かれて、価格と重量が抑えられるRCグレードも用意。パワートレインは上級グレードと同じだが、ひょっとしたらバンパー塗装も省かれるかも
▲こちらは予約受付中の「ファーストエディション」のコックピット。スポーツシートやディスプレイ付きオーディオは装備されるが、セーフティセンスはオプションにとどまっているカタログモデルは380万円程度か
発売記念モデル、「ファーストエディション」は、発表後3日間で約1000台、その後も順調に数字を伸ばしていて2000台を超える予約を獲得している。
1.6L直3ターボが、驚異の272psを発揮するなど、その内容には目を見張るものがあるが、税込価格は396万円と決して安くはない。
どうやら330万円くらいで、装備を省かれた、競技ベース車が用意されるようだ。このグレードは、「RC」と命名されて、アルミホイールやLEDヘッドランプ、フォグランプ、本革巻きステアリングとシフトレバー、アルミペダル、スポーツシート、ディスプレイ付きオーディオとスピーカーなどがレス装備される。
一方、販売の中心となる、RZはRCより50万円ほど高い、約380万円で発売される見通しだ。
前後トルク配分を変えられる、モードスイッチ採用の電子制御多板クラッチ式4WDシステム、「GR-FOUR」が搭載される、GRヤリス。正式発売が待ち遠しい。
※2020年3月13日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【諸元・スペック】
■予想発表時期:2020年7月
■全長×全幅×全高:3995×1805×1460(mm)
■搭載エンジン:1.6L 直3+ターボ
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