日産キューブ 【ちょい乗り試乗】
2008/12/17
世界的にも今の若者は癒しを求めている!?
日産 キューブの試乗会に行ってきました。
このモデルは北米と欧州でも販売されますが、ボディサイズはあえて旧型と同じ日本の5ナンバーにこだわったそうです。新型は、キューブ(立方体)というわりに、丸みのあるデザインをエクステリア&インテリアにふんだんに取り入れています。
単に旧型からの変化を見せようとしたらこうなったのではなく、この車がメインターゲットとしている20代の若者をマーケティングしたらこうなったのだと、メーカー側は主張します。彼らは癒されるものを身近に置きたがるのだとか。その癒しの具現化が、丸みのあるモノだというわけです。
しかも日本だけでなく、欧米の若者まで、同じような傾向があるのだそうです。
「そんなものかね。だいたい車に癒しを求めるってどういうこと?」と40過ぎの私は運転席に乗り込んだのですが、いざ走ってみたら、車で癒されるっていうのも悪くないなと思ってしまいました。
デザインもさることながら、気に入ったのは乗り心地です。
ボディや足回りの剛性が上がったこともあり、旧型のような華奢な感じは皆無です。乗り心地は硬いのではなく、しっとり。段差などでも突き上げ感がうまくまとめられています。癒しのコンセプトに非常によく合う乗り心地だと言えます。
シートの改良も乗り味に一役買っていっるようです。旧型に比べシートバックの高さはフロントで60mm、リアは45mm高くなり、リアの座面は50mm長くなりました。欧米対策ではあるものの、このおかげでたっぷりとした大きなシートとなっています。加えてフロントはシート厚が40mm増やされたり、クッション自体の改良によって旧型の「ソファ」志向がさらに進化しています。
15X Vセレクションと15Gにオプションで設定されているラウンジブラウンだと、ベロア風のシート地がさらにまったり感を増してくれます。
同社のティーダなどと同じプラットフォームを使ったおかげで、インテリアにお金をかけることができたのだとか。
たしかにインパネの造形、波紋のある天井の内張りやスピーカーなどなど、この車のみにしか使えない部品ばかり。欧米でも販売されるとはいえ、コストをかけているものが多いのです。
例えばドアノブ部分に、ユーザーが自由に好きなものをはさんでおけるファッションラバーバンドがあります。
色は黒のほかシルバー(下の左写真)やオレンジがディーラーオプションとして選べます。本当はもっといろんな色を考えたようですが、耐久性を考慮して、この3色になったとか。そんなところまでこだわったインテリアというわけです。
そう考えると、旧型より若干高くはなりましたが妥当な価格と言えるでしょう。また、昨今、部品流用の多いなか、このオリジナルなインテリアだけでも十分な商品力をもっています。
1.5L+CVTは、出だしも加速感も旧型に比べかなり洗練されています。
唯一気になったのは、いまどき珍しいコラム式のシフトレバーが使いにくいこと。まあ、癒しを車に求める若者にはこれでいいのかな?
乗り心地もインテリアも、40過ぎのオッサンである私としては「癒し」というより「ユルさ」という言葉がぴったりだと思いますが、アクセルに対するレスポンスは結構キビキビしています。
乗り心地はこのクラスの中では間違いなくトップレベル。数多くの収納やiPodをUSB接続できるオーディオ、Shoji(障子)シェード付きのガラスルーフなど使い勝手も良いですし、若い人だけでなく、幅広い年齢層に受けそうな一台です。
このモデルは北米と欧州でも販売されますが、ボディサイズはあえて旧型と同じ日本の5ナンバーにこだわったそうです。新型は、キューブ(立方体)というわりに、丸みのあるデザインをエクステリア&インテリアにふんだんに取り入れています。
単に旧型からの変化を見せようとしたらこうなったのではなく、この車がメインターゲットとしている20代の若者をマーケティングしたらこうなったのだと、メーカー側は主張します。彼らは癒されるものを身近に置きたがるのだとか。その癒しの具現化が、丸みのあるモノだというわけです。
しかも日本だけでなく、欧米の若者まで、同じような傾向があるのだそうです。
「そんなものかね。だいたい車に癒しを求めるってどういうこと?」と40過ぎの私は運転席に乗り込んだのですが、いざ走ってみたら、車で癒されるっていうのも悪くないなと思ってしまいました。
デザインもさることながら、気に入ったのは乗り心地です。
ボディや足回りの剛性が上がったこともあり、旧型のような華奢な感じは皆無です。乗り心地は硬いのではなく、しっとり。段差などでも突き上げ感がうまくまとめられています。癒しのコンセプトに非常によく合う乗り心地だと言えます。
シートの改良も乗り味に一役買っていっるようです。旧型に比べシートバックの高さはフロントで60mm、リアは45mm高くなり、リアの座面は50mm長くなりました。欧米対策ではあるものの、このおかげでたっぷりとした大きなシートとなっています。加えてフロントはシート厚が40mm増やされたり、クッション自体の改良によって旧型の「ソファ」志向がさらに進化しています。
15X Vセレクションと15Gにオプションで設定されているラウンジブラウンだと、ベロア風のシート地がさらにまったり感を増してくれます。
同社のティーダなどと同じプラットフォームを使ったおかげで、インテリアにお金をかけることができたのだとか。
たしかにインパネの造形、波紋のある天井の内張りやスピーカーなどなど、この車のみにしか使えない部品ばかり。欧米でも販売されるとはいえ、コストをかけているものが多いのです。
例えばドアノブ部分に、ユーザーが自由に好きなものをはさんでおけるファッションラバーバンドがあります。
色は黒のほかシルバー(下の左写真)やオレンジがディーラーオプションとして選べます。本当はもっといろんな色を考えたようですが、耐久性を考慮して、この3色になったとか。そんなところまでこだわったインテリアというわけです。
そう考えると、旧型より若干高くはなりましたが妥当な価格と言えるでしょう。また、昨今、部品流用の多いなか、このオリジナルなインテリアだけでも十分な商品力をもっています。
1.5L+CVTは、出だしも加速感も旧型に比べかなり洗練されています。
唯一気になったのは、いまどき珍しいコラム式のシフトレバーが使いにくいこと。まあ、癒しを車に求める若者にはこれでいいのかな?
乗り心地もインテリアも、40過ぎのオッサンである私としては「癒し」というより「ユルさ」という言葉がぴったりだと思いますが、アクセルに対するレスポンスは結構キビキビしています。
乗り心地はこのクラスの中では間違いなくトップレベル。数多くの収納やiPodをUSB接続できるオーディオ、Shoji(障子)シェード付きのガラスルーフなど使い勝手も良いですし、若い人だけでなく、幅広い年齢層に受けそうな一台です。
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