レクサス UX(初代)▲サイズはコンパクトでもレクサスらしさはしっかり演出されているUX

ガソリン車の生産が年内で終了!

国内屈指のハイブランドであるレクサスはSUVのラインナップも充実している。レクサスにおけるガソリンモデルのSUVは小さい順に下記のとおり。最もコンパクトなモデルがUXだ。

●UX(2018年11月~)
●NX(2021年10月~)
●RX(2022年11月~)
●LX(2021年12月~)

UXはガソリン車とハイブリッド車、電気自動車(EV)をラインナップしているが、そのうちガソリン車の生産を今年12月に終了する、と発表された。(ハイブリッド車とEVの生産は続く模様)

その影響かどうかは定かでないが、UXの中古車価格が今、大幅に下がっておりUXを狙うなら、今がチャンスだろう。

【UXの中古車平均価格(2023年3月~8月)】
・3月:403.6万円
・4月:391.7万円
・5月:381.8万円
・6月:372.1万円
・7月:366.4万円
・8月:360.9万円

この記事ではUXの概要、魅力を振り返りながら、オススメの中古車を紹介する。

レクサス UX(初代) ▲エレガントなスタイリングだが、フェンダーアーチモールにはSUVらしい力強さも
 

UXとはどんな車?

UXは2018年11月にデビューしたレクサスのコンパクトクロスオーバーSUVだ。プラットフォームはトヨタのC-HRと共通だが、そこはレクサス、きちんと高級車にふさわしいハンドリングや乗り味、内外装に仕上げられている。

クーペライクなフォルム、キリッとした顔つき、レクサス得意のスピンドルグリルなどで構成されるデザインは、同ブランドのRX、NXをそのままコンパクトにしたような印象だ。

UX
UX

ボディサイズは全長4495mm × 全幅1840mm × 全高1540mmと、レクサス車の中でも最もコンパクト。

シートポジションはセダンやクーペよりも高めとなっているが、オフロードはほぼ眼中になく、あくまでスタイリングや乗降性、見晴らしの良さを実現するため、と理解すべきだろう。アーバン・クロスオーバーの頭文字を取ってUX、車名そのままのキャラクターだ。

レクサス UX(初代) ▲フロントサスはマクファーソンストラット式、リアサスはダブルウィッシュボーン式を採用
 

UXのパワートレイン/グレードによる違い

UXには2L 直4ガソリンエンジン(「UX200」)と、同エンジン+モーターのハイブリッド(「UX250h」)、という2種類のパワートレインが用意されている。他にピュアEVもあるが、こちらは「UX300e」として別車種の扱いだ。

駆動方式は基本的にFFで、ハイブリッド車にのみリアにモーターを追加した4WDが設定される。4WDシステムはプロペラシャフトを介さず、モーターだけで後輪を駆動する「E-Four」方式となっている。

 レクサス UX(初代) ▲「Fスポーツ」はスポーツ走行に特化した、UXの中でも異色の存在

ベーシックグレードでもバックガイドモニターや本革巻きステアリングシフトノブを採用するなど、装備内容は充実。他に以下のバージョンも用意される。ガソリン車、ハイブリッド車、共通のバージョンだ。

●バージョンC:8ウェイ電動調整式フロントシートなど快適装備を充実させたバージョン
●バージョンL:ベンチレーション機能付き本革シートなどが備わる上級バージョン
●Fスポーツ:足回りにチューニングを施し、内外装も専用となるスポーツバージョン

2018年のデビューだけあって安全装備も充実しており、車線維持支援機能などを含む「レクサスセーフティシステム+」が当初から採用された。

 

UXの年式による違い

登場から約5年経過したUX。外観に大きな変更はないものの、装備内容は改良されてきた。年式による違いは以下のとおり。

●2020年10月:パーキングサポートブレーキ、パドルシフト(従来は「Fスポーツ」専用装備)、荷室を2段に分けられるデッキボードを全車に標準装備
●2021年8月:UX250hに補助ヒーターを標準化(従来は寒冷地仕様専用装備)
●2022年7月:スポット溶接箇所を増やし、ボディ剛性を大幅に向上するとともに足回りをチューニング。「レクサスセーフティシステム+」の機能を拡充

最も大きな変更は2022年7月のマイナーチェンジだろう。「Fスポーツ」にはパフォーマンスダンパーを標準化するなど、シャシー性能の大幅な強化が図られている。

 

UXのオススメの選び方①購入価格を抑える

レクサス UX(初代) ▲ベーシックグレードでも左右独立オートエアコンなどは標準装備

中古車市場には700台近いUXが流通。走行距離1万~4万kmの物件が多いにもかかわらず、現時点の中古車平均価格は約366.6万円と全体的にリーズナブルだ。

ガソリン車「UX200」のベーシックグレードなら、2020年式・走行距離2.1万kmといった条件の物件でも総額200万円台前半から狙える。同年式の新車価格が400万円近かったことを考えると、かなりオトクだ。

ちなみに、UXの中古車市場ではガソリン車よりハイブリッド車「UX250h」の物件数が圧倒的に多い(全体の8割超)。こちらもリーズナブルで、一例を挙げると2019年式・走行距離4.5万kmの物件で総額約260万円。当時の新車価格より170万円以上も安い価格となっている。

▼検索条件

レクサス UX(初代)× 「UX200」 & 「UX250h」
 

UXのオススメの選び方②装備重視

レクサス UX(初代) ▲「バージョンL」は高級感の中にもスポーツマインドを感じさせる装備内容だ

レクサスらしい上質感、高級感を求めるなら「バージョンL」一択となるだろう。「バージョンL」は内装が豪華になるだけでなく、三眼フルLEDランプや18インチタイヤを標準装備するなど見た目も異なる。

新車価格は470万円オーバーとなる「バージョンL」だが、中古車市場では総額260万円台から狙える。走行距離の少ない物件、例えば2019年式・走行距離1.7万kmの物件でも、価格は総額301.6万円と非常にリーズナブルだ。

一方で、UXではスポーツバージョンである「Fスポーツ」の人気も高い。中古車市場全体の半数弱が「Fスポーツ」だ。「Fスポーツ」の中古車価格帯は総額250万~590万円となっている。

▼検索条件

レクサス UX(初代)× 「バージョンL」 & 「Fスポーツ」
 

UXのオススメの選び方③新車並みのコンディションを

 レクサス UX(初代) ▲現行車種であり、しかも内外装のデザインが大きく変わっていないにもかかわらず、この中古車価格で新車に近い物件が手に入るのは驚き

中古車価格がリーズナブルなタイミングを利用して、新車に近いコンディションのUXを手に入れよう、というのもオススメ。中古車市場では走行距離0.5万km未満の物件も見つけられる。

例えば、2021年式・走行距離0.4万kmの「UX200」なら総額309.8万円。新車価格に対して90万円近くも安いことになる。ハイブリッド車の場合も、2019年式・走行距離0.4万kmの「UX250h」で総額366.7万円と、当時の新車価格より70万円近くも安い。

新車の場合、ガソリン車販売終了前の駆け込み需要もあり得る。新車に近いコンディションのUX200を、納期の早い中古車で、という判断も一案だろう。

▼検索条件

レクサス UX(初代)× 走行距離5000km以下

▼検索条件

レクサス UX(初代)

※記事内の情報は2023年9月6日時点のものです。
 

文/田端邦彦 写真/奥隅圭之、尾形和美、レクサス
田端邦彦(たばたくにひこ)

自動車ライター

田端邦彦

自動車専門誌で編集長を経験後、住宅、コミュニティ、ライフスタイル、サイエンスなど様々なジャンルでライターとして活動。車が大好きだけどメカオタクにあらず。車と生活の楽しいカンケーを日々探求している。プライベートでは公園で、オフィスで、自宅でキャンプしちゃうプロジェクトの運営にも参加。