間違いなく史上最強! キープコンセプトながら中身は刷新された3代目カイエン
カテゴリー: ポルシェの試乗レポート
タグ: ポルシェ / SUV / 4WD / カイエン / EDGEが効いている
2018/05/11
▲2002年の登場以来、高い人気を誇る“SUVのスポーツカー”カイエンが、キープコンセプトで3世代目へと進化した。まずは、340psの3Lターボを積むカイエン、440psの2.9LターボのカイエンS、そして550psの4Lターボのカイエンターボがラインナップされた全方位隙なしの3世代目の登場
見てのとおりのキープコンセプトで登場した3世代目のカイエン。
新型の一番の目印は、最新のポルシェ・トレンドというべき横一文字のテールランプだ。
▲PASMが組み合わせられるアダプティブエアサスペンションをオプションで採用。911などにも採用されるリアアクスルステアリングも備わった
▲フロントは大きくなったグリルやLEDヘッドライト(オプションでマトリックスビーム付きLEDも用意)、リアはテールランプとそれをつなぐLEDストリップが特徴的もっとも、中身は完全に刷新されている。
アルミとスチールを組み合わせたボディにより実現した、先代より最大65kgの軽量化は、乗ればすぐに実感できる。ロールやピッチングなどの車体のあらゆる動きが抑えられ、これまで以上にスッキリ軽快な乗り味なのだ。
しかも、そこに3チャンバーエアサスペンション、電動可変スタビライザーのPDCC、可変エアロシステム、後輪操舵といった数々の電子制御技術がプラスされることで、走りの実力、そしてコントロール性はさらに引き上げられている。街中も、ワインディングロードも楽しい。
いや、それだけじゃない。
電子制御式4WDシステムや、240㎜もの最低地上高などによってオフロード走行だって信じられないポテンシャルを見せるのだ。東京の街を走るカイエンからは、まるで想像できない野性がそこには宿っている。
しかも居住性が高まり、インフォテインメントシステムも充実。荷室は100L拡大と、とにかく全方位、完成度に隙はない。
ラインナップは、まずは3グレード。
凄まじい速さが欲しいときすぐさま引き出せる最高峰モデル、カイエン ターボの全能感にも惹かれるが、自分で買うなら3Lターボの素のカイエンでも十分、いや十二分。新型の軽やかさが一番ストレートに味わえる。
生活をアクティブなものにしてくれそうで、本気で欲しくなった。
▲インターネットやオンラインサービスを活用できる、12.3インチのタッチスクリーンを備えた最新PCM(ポルシェ・コミュニケーション・マネージメント・システム)を採用。ラゲージ容量は745Lから最大1770L【SPECIFICATIONS】
■グレード:Cayenne S ■乗車定員:5名
■エンジン種類:V6DOHCターボ ■総排気量:2894cc
■最高出力:440/5700-6600[ps/rpm]
■最大トルク:550/1800-5500[N・m/rpm]
■駆動方式:4WD ■トランスミッション:8AT
■全長x全幅x全高:4918x1983x1696(mm) ■ホイールベース:2895mm
あわせて読みたい
Gクラス(W463型)の平均総額が1年間で80万円も下がったけど、どう狙う?! 高級SUVの代名詞ベンツ ゲレンデのモデル概要、オススメの買い方を解説!
空冷ポルシェ 911こそ、いま選ぶべき「最後のアナログ・スポーツカー」だ!【カーセンサーEDGE 2026年2月号】
え、マカンが200万円台で狙える!? ポルシェの人気SUV 初代モデルの中古車状況、オススメの狙い方解説
【爆増】ランクル250の流通台数が1000台突破! 価格も検討しやすくなってきた最新型ランドクルーザーの中古車状況、オススメの狙い方を解説
スーパーカー界の2025年を振り返る。何が起こるかわからないエキサイティングな年だった!【スーパーカーにまつわる不思議を考える】
新車だと800万円超えのラングラーが300万円から狙えるが買いなのか? ジープ伝統のSUVのモデル概要、オススメの狙い方解説!
あの時買っときゃ良かった……のモデルを振り返り“後悔を楽しむ”「バブルが生んだ国産オープンモデル」編
え! CX-8が総額100万円台で買えるの? マツダの超人気SUV、モデル概要やオススメの狙い方を解説
「ネオクラ・メルセデス」がアツい! 正規ディーラーも参入するほど中古車市場でいま静かに熱を帯びているR129型、W124型に注目!
あの名車は今? その後継モデルたちは……20年という時の流れは車をどう変えたのか。SL、ムルシエラゴ、911…









