レクサスGS【ニューモデル試乗】
カテゴリー: レクサスの試乗レポート
2012/04/04
課題を解消した完全なるフルモデルチェンジ
Fスポーツはメッシュグリルなどスポーティな内外装装備を採用。LDHだけでなく、専用チューンドサスペンションなども装着される
レクサスブランドにとって待望の新型GSがついにデビューした。従来のGSはトヨタ アリストの流れを汲むもので設計自体がかなり古く、ラグジュアリーなLSとスポーティなISとの間に本来あるべき中核モデルを欠いた状態が、レクサスとしては長く続いていたのだ。新型GSはプラットフォームまで専用に開発した完全な新型車。エクステリアでは次世代レクサスのフロントマスクの方向性を示した“スピンドルグリル” が特徴的だ。インパネには量販モデルとして最大級のサイズとなる12.3インチのワイドディスプレーとレクサス初となるアナログ時計を装備。パッケージは先代モデルで要望の大きかった後席スペースについて前後上下に大きく余裕をもったレイアウトに。
パワーユニットはV8を廃し、V6の3.5Lと新しく2.5Lを用意。ハイブリッドはJC08モード燃費18.2㎞/Lまで改善された。
スポーティな走り! それでも快適な乗り心地
シーンに合わせて走行モードをECO/NORMAL/SPORT S/SPORTS+(一部グレードは3パターン)に変更できるドライブモードセレクトを標準化
試乗したのはGS350のスポーティバージョン“Fスポーツ” とGS250 “バージョンL”。3.5Lモデルは低速からトルクを感じられる走りで勇猛な印象だ。全モデルとも排気音と吸気音チューニングがなされており余計に力強さを感じさせてくれる。またハイブリッドモデルと350Fスポーツの2WDモデルにはLDH(レクサス・ダイナミック・ハンドリング・システム)と呼ばれる電子制御デバイスを標準装備。これは舵角、車速、操作スピード、G、ヨーレートによりリアタイヤを操舵するシステム。いやらしい制御感はなく高速走行でのレーンチェンジはスパッと決まるし、小回りもしやすいので気持ちがいい。
うれしいのは新設定の2.5Lモデル。エンジンの軽さと相まって街乗りから高速まで実にスムーズで乗りやすい。価格はベーシック仕様で510万円からとオススメだ。ハイブリッド仕様も含めて新しいGSの魅力度はかなり高い。
SPECIFICATIONS
| 主要諸元のグレード | GS350Fスポーツ | |
| 全長×全幅×全高(mm) | 4850×1840×1455 | |
| 車両重量(kg) | 1690 | |
| エンジン種類 | V6DOHC | |
| 総排気量(cc) | 3456 | |
| 最高出力[ps/rpm] | 318/6400 | |
| 最大トルク[ Nm/rpm] | 380/4800 | |
| 車両本体価格 | 680万円 | |
レクサスGS【ニューモデル試乗】/試乗レポート
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