クロスロード

【連載:どんなクルマと、どんな時間を。】
車の数だけ存在する「車を囲むオーナーのドラマ」を紹介するインタビュー連載。あなたは、どんなクルマと、どんな時間を?

購入のきっかけになったキューピッド

このクロスロードは、山﨑さん1ヵ月ほど前に手に入れた初めての愛車だ。これまでレンタカーを使ったり、友人の車に相乗りさせてもらったりしていたが、とある理由があって購入に至ったという。

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スウェーデンのナイフブランド「モーラナイフ」の日本総代理店でもあるアウトドア企業「UPI」に勤め、キャンプや登山、サーフィンが趣味だという山﨑さんのことだから、てっきりアウトドアを楽しむために愛車を手に入れたのかと思いきや、そうではなかった。

「ウサギに何かあったときに、すぐに病院に連れて行ってあげたいなと思って」

クロスロード▲キューピッドになったウサギのキッドくん(写真は山﨑さん本人撮影)

幼いころからウサギが好きで、半年ほど前に念願をかなえ、ネザーランド・ドワーフのキッドくんを迎えて溺愛している。ウサギはとても繊細な動物なのだが、鳴かないので体調を崩したことがわかりにくい。しかもウサギを診てくれる動物病院が近所にはなく、いざというときに手間取ってはかわいそうだと思ったという。

そう、いつでもキッドくんを守ってあげたいという親心が愛車購入のきっかけなのだ。

タフなフォルムと実用性がお気に入り

カクカクした車が好きで、完全に見た目で選んだから、クロスロードが3列シートだということも実車を見て初めて知ったそう。とはいえ、2、3列目をほぼフルフラットにでき、荷物がたっぷり積めるのが気に入っている。

この日は3列目を畳んだ状態で、テントにクーラーボックスにインフレータブルのSUP、それに6.6フィートのサーフボードと、遊び道具をたっぷり積み込んでいた。

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また、今後いじりがいがありそうだと思ったのも購入の決め手だったそうで、「気持ち車高を上げて、タイヤをオールテレーンに換えて。でもホイールはあえて純正がいいな」と、ワイルド系カスタムのイメージも膨らむ。

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初めてのマイカーライフを満喫中

幸いウサギのキッドくんはいたって健やかに過ごし、緊急出動はせずにすんでいる。

自分の車があることで、いつでもどこへでも行けるのがうれしくて、「ムダに乗りたくなります。歩いて行けるコンビニにも乗って行きたいし、ちょっと遠めの牛丼屋に行ったりします」と、カジュアルなマイカー生活を日々楽しんでいるようだ。

そして荷室の様子からもわかるように、クロスロードは山﨑さんの外遊びの足として大活躍中だ。この1ヵ月ほどでなんと1200kmも走っているそうで、この日の前日も山梨へキャンプに、その前には日光に登山しに出かけた。

クロスロード

好きなフィールドは山梨県の道志かいわい。いつか北海道にフェリーで行って知床方面をキャンプしながら回りたいという。

アウトドアの楽しみは、「ボーッとできるところ。適当な時間にお酒飲んで、ごはん食べて、昼寝して、景色を見ること」だそう。キャンプはソロテントかハンモックという軽装派だけに、フットワークが軽い。

「自分の車があると夜遅くても好きな時間に帰ってこれるし、日帰りでもキャンプに行きやすくなったのがうれしいです」

潮風に吹かれながら屈託なく笑うと、スマホの待ち受け画面を見せてくれた。

そこにはクロスロードと山﨑さんを引き合わせてくれた茶色いキューピッドが、耳をぴんと立てて超絶かわいい瞳でこちらを見つめていた。

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ホンダ クロスロード(2代目) × 全国
文/竹井あきら、写真/阿部昌也
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山﨑さんのマイカーレビュー

ホンダ クロスロード(2代目)


●購入金額/98万円
●月間走行距離/1200km
●マイカーの好きなところ/カクカクした形
●マイカーの愛すべきダメなところ/クルージングは楽しめるけど、意外とパワーがない。荷物載せると出足が悪いです
●マイカーはどんな人にオススメしたい?/アウトドアする人には雰囲気も合ってるし、四駆なので特にいいと思います

竹井あきら

編集・ライター

竹井あきら

自動車専門誌『NAVI』編集記者を経て独立。雑誌や広告などの編集・執筆・企画を手がける。プジョー 306カブリオレを手放してから次期愛車を物色しつつ、近年は1馬力(乗馬)に夢中。