贅を尽くしたレクサスの最上級クーペ、SCが2016年に登場!?
2014/08/05
![▲次期SCは、全幅1900mmを超えるワイドボディで堂々とした存在感を放つラグジュアリー2ドアクーペとなる。スピンドルグリルや樹脂パノラマルーフ、アルミ外板パネルなど見どころが多い](http://www.carsensor.net/contents/article_images/_25597/scoop713.jpg)
贅を尽くした最上級クーペ、レクサスSCが2016年に登場か?
トヨタが86の上位モデルとして、BMWとともにスープラ後継車を開発していることは以前にも紹介した。それとは別に贅を尽くしたラグジュアリー2ドアクーペも開発している。今回は、その正体に迫る。
ずばり、そのモデルとは次期レクサスSC(便宜上そう呼称)だ。ご存知の通り、2014年10月23日に久々の2ドアクーペ、RCを投入する予定のレクサスではあるが、プレミアムブランドを標榜するレクサスにとって、まだまだ商品ラインナップが十分でないことは一目瞭然だ。何より、優雅で豪快なラグジュアリー2ドアクーペが欠けていることは大きな弱点といえよう。BMW 6シリーズ、メルセデス・ベンツ Sクラスクーペに対し、ISベースのRCでは同等とは言い難い。
![▲レクサス商品群に新たに加わるRC。写真のモデルはハイパフォーマンスモデルのRC-Fで5L V8エンジンを搭載する。話題を呼ぶことは必至だが、ライバルメーカーに比べて2ドアのラインナップが弱いことは否めない](http://www.carsensor.net/contents/article_images/_25597/scoop714.jpg)
もちろん、トヨタ自身もレクサスのラインナップが弱いことは痛感している。そこで考えられるのが次期SCだ。現在、2016年11月の量産開始を目標に開発が進められている模様。プラットフォームには、開発中の次世代シャシーが用いられる。
次期SCの全長は4700mm前後で前述したライバル車より短く仕上がる模様。ただし、全幅は1900mmを超えて堂々とした存在感と迫力が演出される。
パワートレインには、前述のRC-Fから実用化される5L V8ユニットを改良したものが与えられる。このエンジンは、高いパフォーマンスと優れた燃費性能を両立。さらに驚きなのは、アイシンAW製の10速ATが初採用されることだ。また、3.5Lのハイブリッド仕様もラインナップされ、ほかのレクサス車と並んで高い環境性能が前面に打ち出される。
足元には20インチアルミが採用され、オプションで21インチも設定される見通しだ。専用サスペンションや強化ブレーキ、可動式リアスポイラー、専用バンパーなどを備えるFスポーツも設定される予定。こちらには後輪にも舵角を与えるLDH(レクサスダイナミックハンドリング)が織り込まれ、スムーズで安定した車線変更ができるだろう。
グローバルでの月販目標は700台で、このうち約70%にあたる500台を北米が占める。国内は月間30台の販売台数というからプレミアム化は必至だろう。北米マーケットに重点が置かれるため、発売を示唆するコンセプトモデルは、現地のモーターショーで初公開されそうだ。2016年1月のデトロイトショーが有力か。
※2014年8月5日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2016年11月
■全長×全幅×全高:4700×1920×1350(mm)
■搭載エンジン:5L V8、3.5L V6+モーター
【関連リンク】
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
【試乗】新型 メルセデス・ベンツ CLEクーペ|エレガントなラインが際立つが、目立たない部分にも良質さが詰め込まれたモデルだ
【名車試乗】トヨタ スープラ70|ダイレクト感あるじゃじゃ馬エンジンが楽しめる歴史的なスポーツカー
【試乗】新型 ポルシェ 911 ダカール|オフロードではカイエンより速い! 2500台限定の“背の高い911”
【試乗】新型 メルセデス・ベンツ CLEクーペ|走りも乗り心地も過不足なし。伝統を継承するシンプルかつ流麗なクーペ!
【名車試乗】トヨタ セリカXX(A60型)|1300kgを切る車重と6気筒NAエンジンがもたらす軽やかな走り
【海外試乗】新型 アストンマーティン ヴァンテージ|とことん走りに没頭できる、全方位で進化を果たしたFRリアルスポーツ!
【試乗】新型メルセデス・ベンツ Eクラスワゴン(E220 d)|最新になっても重厚感ある“らしさ”が十分感じられる新モデル
【試乗】新型BMW 2シリーズアクティブツアラー|“走りのらしさ”はそのままに、取り回しの良さが光る2代目モデル
R32スカイラインGT-Rの中古車平均価格約700万円に絶望した人に贈る「半額で買えるコレ、代わりにどうですか?」5選
【試乗】新型 マクラーレン 750Sスパイダー|街乗りすら心地よい! サーキット以外でもドライバーを飽きさせない“スーパーカーの新境地”的モデル!