マツダ アテンザ【モデル変遷編】
2008/02/15
足回りを強化したグレードや4WDモデルを追加
H18年以降は内装にこだわりをもった特別仕様車も登場

●2002年(H14年)5月:デビュー
2種類のエンジンとトランスミッションを搭載
ミドルクラスカーの世界基準を目指したアテンザが登場。ボディタイプは4ドアのセダンと5ドアのスポーツ、そしてワゴンタイプのスポーツワゴンの3種類で展開されている。新開発のエンジンは、すべて直4DOHC。全ボディタイプに2Lと2.3Lが用意され、前者は「20」、後者は「23」の文字がグレード名に冠されている。トランスミッションは、2Lが4AT、2.3Lがマニュアルモード付き4AT。駆動方式はすべてFFとなっている。
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↑最適な過給を行う可変慣性過給システムを搭載した2.3Lエンジン。優れた動力性能と低燃費を実現している | ↑セダン以外の後席に搭載されたKARAKURIフォールド。ヘッドレストを外す必要もなく、手軽にアレンジできる | ↑セダンの最上級モデル、23Eラグジュアリィパッケージは16インチアルミホイールなどを装備 |
●2002年(H14年)8月:グレード追加
ユーザーの声に応えてより幅広いラインナップに
2.3Lのスポーツワゴンに、マニュアルモード付き5ATを搭載した4WDモデルを追加。同年11月には、スポーツとスポーツワ ゴンの23Sに5MTが追加された。
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←車速やアクセル開度に応じて後輪へのトルクを最適に配分する、新開発の電子制御式4WDシステムを搭載 |
●2003年(H15年)7月:グレード追加
走行性能と質感により磨きをかけたトップモデル
スポーツとスポーツワゴンに、トップグレードとなる23Zが登場。これは23Sをベースに、専用チューンが施されたサスペンションやフロント16インチ、リア15インチの大径ディスクローターなどを搭載し、足回りを強化したモデルだ。
インテリアでは、各部にブラックレザーをあしらうことでスポーティ感と質感を向上。さらに、フットペダルをアルミ製としたほか、カーボン調インパネサイドガーニッシュなども採用されている。なお、トランスミッションは4ATと5MTで、駆動方式はFFのみの設定だ。
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↑専用装備のブラック本革巻きステアリングや、本革&スエード風クロスシートなどで、よりスポーティな印象 | ↑大径マフラーカッターは、スポーツのみに採用されたもの。なお、ベロシティマイカのボディ色は23Z専用だ | ↑18インチタイヤ&アルミホイールとレッド塗装のブレーキキャリパーを装備し、外観もスポーティな仕上がり |
●2003年(H15年)10月:限定車
セダンタイプに待望のスポーティモデルが登場
セダン23Eをベースに、エアロパーツやスポーティグリルなどを装着した23E Sリミテッドが登場。ブラックの内装色を採用し、500台限定で販売された。
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←ディスチャージヘッドランプや17インチアルミホイールも装備。写真のストラトブルーマイカは特別色となる |
●2004年(H16年)9月:限定車
上級装備をプラスしたブラック内装モデル
スポーツとスポーツワゴンの23Sをベースとした23Sレザーリミテッドが登場。スポーツは260台、スポーツワゴンは340台の計600台限定で販売された。
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←シートやステアリング、シフトノブなどにブラックレザーを採用。さらに8ウェイパワーシートも装備している |
●2005年(H17年)6月:マイナーチェンジ
新グレードの設定に加えミッションの変更も実施
スポーツとスポーツワゴンに、フロントフォグランプなどの装備を省略した20Cを新設定。また、全ボディタイプにラグジュアリィグレードの23EXも追加されている。このほか、従来は4WD車のみだった5ATを全車に採用。さらに、5MTを6MTにするなどの変更も行われている。
同時に、8月発売のマツダスピードアテンザが予約開始。2.3L直4ターボ搭載のハイパワーセダンで、グリーン税制に適合するなど環境性能も高い一台だ。
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↑センターパネルはグレードごとに異なるデザインを採用。写真の23Zと23Sはブラッシュライン入りとなった | ↑23EXにはサンドベージュレザー内装を採用。リビングをイメージさせる室内は、ラグジュアリィのひと言だ | ↑前後バンパーとグリル、サイドガーニッシュの形状を変更。アルミホイールにも新たなデザインが採用された |
●2006年(H18年)4月:特別仕様車
世界累計生産台数の100万台突破記念モデル
23EX をベースに、ブラウン本革シートなどを採用したブラウンレザースタイルが登場。外装では、メッキアウタードアハンドルなどを特別装備していた。
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←シートとドアトリムガーニッシュにはブラウンレザーを採用。アテンザ初となる前席シートヒーターも搭載した |
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