軽にも拡充!? 日産のEV戦略
カテゴリー: クルマ
タグ: 日産 / 三菱 / デイズ / ニューモデルスクープ!
2018/06/26
▲軽自動車ベースのEVは、2019年以降に登場する新型車とボディを共有しつつ、ラジエターグリルが廃されるなど差別化が図られるだろう。フロントマスクはブラックアウトされて、最新の日産顔が作り出されるはずだ2022年度末には、電動系の国内販売比率を40%に
日産が中期経営計画における、国内市場での事業計画を発表した。2022年度末までに、軽自動車規格の車やSUVを含む電気自動車3つとe-POWER搭載車5つを投入し、国内販売の40%を電動系車両で占める見通しを打ち出している。
▲2018年4月に開催された北京モーターショーで発表された中国専売車のシルフィEVに続き、今後はクロスオーバーSUVやインフィニティブランドのEVも計画されている。国内には、軽自動車を含めた3つのEVとeパワー搭載車5モデルが2022年までに投入される予定だ
▲上記電動クロスオーバーSUVは、2017年の東京モーターショーに出品されたIMxがベースとなる模様2025年までには2台に1台をEVに
日産のEV計画では、さらに2025年度までに比率を高めて2台に1台、つまり50%まで引き上げるという。電動SUVのベースには、2017年の東京モーターショーに出品されたコンセプトカー、IMxが起用される。
一方、EVラインナップの中でボトムに位置する最小モデルには、2019年リリース予定の軽自動車がベースに用いられ、内燃機関の代わりに電気モーターとリチウムイオン電池が搭載されるはずだ。
次期デイズとみられるこの軽自動車は、現行モデルと同様、三菱との合弁会社であるNMKVで企画され、具体的な開発と生産は三菱が請け負う。その延長線上に位置するEVバージョンはには、i-MiEVでノウハウを培ってきた三菱と、同じくリーフの開発と販売を進めてきた日産の英知が集結する。
▲NMKVで企画されている新しい軽EVは、i-MiEVの後継車として三菱でも販売される。ちなみにi-MiEVは2009年から個人向けにも販売されており、海外ではプジョー、シトロエンにOEM供給されているi-MiEV後継車も兼ねて三菱が受託生産
三菱にとってi-MiEV後継車も兼ねる軽EVは、キャビン床下にリチウムイオン電池が敷き詰められ、駆動系はフロントに集中。よって、現行i-MiEVの後輪駆動から一転、次期型では前輪駆動車となる。
背高ワゴンである、デイズがベースに用いられるため、居住性とラゲージ容量がガソリン車並みに確保されることは想像に難くない。
なお、ルノーと三菱を含めた3社のアライアンスでは、2022年度までにEVを12車種リリースする計画が掲げられている。この中には、Aセグメントのプラットフォームを用いた中国向けモデル、2021年度に発売予定のインフィニティブランドのEVもカウントされている。
バッテリーのコストを30%削減(2016年度比)、欧州測定モードで航続距離600kmを実現、EV専用プラットフォームの共有化で、2022年度までに70%のモデルで共有するといった項目に向けて、3社の取り組みは始まっている。
ユーザーにとって興味深いのは、15分の急速充電で航続距離230km分の電力が貯められる構造だろう。バッテリーへの負担も気になるところではあるが、充電中の待ち時間が短縮されることは、EV所有に向けてのハードルが下がる要因と言えるだろう。
EVとePOWER搭載車の拡充で、日産は国内で存在感をアピールする計画だが、ユーザーを置き去りにしない程度の速度感をたもったまま、戦略を推し進めてほしい。
※2018年6月26日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2019年以降
■全長×全幅×全高:3395×1475×1600(mm)
■パワートレイン:電気モーター
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