トヨタ カローラクロス ▲RAV4の弟分を思わせるいでたちで登場したカローラクロス。タイで先行販売されており1.8L直4と同ハイブリッドがラインナップされている

タイで先行販売された意欲作

全世界に先駆けてタイで発売されたモデルが、カローラの派生車種カローラクロスだ。トヨタがCセグメントSUV市場でのシェア拡大を狙って開発した新ブランドにあたる。

ネーミングからもわかるようにカローラと同じプラットフォームが用いられ、1.8Lハイブリッドと同ガソリンエンジンが設定されている。

では、いつ日本国内に導入されるのか。現在、同じCセグメントSUVのC-HRと人気が高止まりしているRAV4を引き続きしっかり売りたいため、すぐには導入されない。

スクープ班がつかんだ情報によると、2021年夏をめどに国内発売となりそうだ。
 

トヨタ カローラクロス▲C-HRと違ってルーフが後方まで水平に設計されているため後席居住性とラゲージスペースの広さは必要十分なレベルに達している。両手がふさがっているときに便利なハンズフリー電動ハッチゲートも設定

モデルライフ途中にエンジンを刷新?

2021年には、C-HRがデビュー5年を迎える。カローラクロス導入によるC-HR販売への影響は少なくなる時期だろうと判断されたようだ。

ところで、カローラ系には2ZRエンジンが搭載されているが、このシリーズは2006年から使われていて14年が経過している。

ひとまず国内向けカローラクロスにも用いられるが、セダンおよびツーリングとともに、モデルライフ途中に次世代エンジンに換装される可能性が高い。

※2020年11月20日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
 

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2021年8月
■全長×全幅×全高:4460×1825×1620(mm)
■搭載エンジン:1.8L 直4+モーター 他
 

text/マガジンX編集部
photo/トヨタ