【名車への道】’86 ポルシェ 928 S4
2021/10/30

■これから価値が上がっていくだろうネオクラシックカーの魅力に迫るカーセンサーEDGEの企画【名車への道】
クラシックカー予備軍モデルたちの登場背景、歴史的価値、製法や素材の素晴らしさを自動車テクノロジーライター・松本英雄さんと探っていく!

自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。「クルマは50万円以下で買いなさい」など著書も多数。趣味は乗馬。
ポルシェの礎となる初のグランツーリスモ
——今回の名車ですが、松本さんが取り上げたいリストの最上位のモデルにしました。取材に行けるエリアで良いコンディションのものがなくて、ずっと見に行けなかったモデルです。
——そうなんですよね。過去に撮影した車で、もう市場にまったく流通していないものとか、とんでもなく価値が上がってしまったものとかがありますからね……。
——ポルシェ 928にしました。この車両です。
——911っぽくないから当時は不人気だったそうですが、今こうして見るとカッコイイですよね。
——その当時からそんなことしてたんですね……。では、まず登場背景から教えてください。


——かなり思い切ったプロジェクトだったんですよね?
——なるほど。でも、そもそもなんですけど、911や928を作っている時代ってポルシェは4ドアモデルの予定はなかったんですかね?
——え? どこかの富豪のご子息とかですか?
——またまたすごいことを温めてましたね……。

——なるほど。928についてもっと教えてください。例えば意識したベンチマークとかはあったんですかね?
——928って当時、GTではなくスポーツカーというカテゴリーだったんですか?
——めちゃくちゃすごい人じゃないですか……。
——いろいろ知ると928ってすごい車なんですねぇ。
——覚えてます。そうか、あの元を作った人なんですね。
——これは間違いなく名車ですし、928って価値が上がるんだろうなぁ。
ポルシェ 928 S4
フロントにV8エンジンを搭載した、2+2シーターのラグジュアリーGTモデル。RRではなくFRとされ、重量配分最適化のためトランスアクスルレイアウトが採用されている。18年間生産された長寿モデルで、V8エンジンも4.5L SOHCから4.7Lに、そして5L DOHC、最終的には5.4Lへと進化している。
▼検索条件
ポルシェ 928×全国

※カーセンサーEDGE 2021年12月号(2021年10月27日発売)の記事をWEB用に再構成して掲載しています
【関連リンク】
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
空冷ポルシェ 911こそ、いま選ぶべき「最後のアナログ・スポーツカー」だ!【カーセンサーEDGE 2026年2月号】
え、マカンが200万円台で狙える!? ポルシェの人気SUV 初代モデルの中古車状況、オススメの狙い方解説
スーパーカー界の2025年を振り返る。何が起こるかわからないエキサイティングな年だった!【スーパーカーにまつわる不思議を考える】
“いつかは乗りたいアレ”が来年生産終了……。アルピーヌ A110(2代目)、走りを極めた軽量ミッドシップスポーツの中古車状況は?
アウトドアやレジャーに合う車はSUV以外にもある?! ボディタイプの思い込みを捨てるべし【中古車実態調査】
あの時買っときゃ良かった……のモデルを振り返り“後悔を楽しむ”「バブルが生んだ国産オープンモデル」編
「ネオクラ・メルセデス」がアツい! 正規ディーラーも参入するほど中古車市場でいま静かに熱を帯びているR129型、W124型に注目!
あの名車は今? その後継モデルたちは……20年という時の流れは車をどう変えたのか。SL、ムルシエラゴ、911…
M・ベンツのセダン狙いのあなたに推したい“粋な別解”4ドアクーペ CLSクラス。新車で1000万円超えが今中古車なら総額300万円台! オススメの選び方は?
メルセデスの名車に乗る|W201型からSLS AMGへ。“ネオクラとAMG覚醒”をいま読み解く【カーセンサーEDGE 2026年1月号】









