テリー伊藤がランボルギーニ ディアブロが放つ色香に魅了される!
2022/12/28
▲軽自動車からスーパーカーまでジャンルを問わず大好物だと公言する演出家のテリー伊藤さんが、輸入中古車ショップをめぐり気になる車について語りつくすカーセンサーエッジの人気企画「実車見聞録」。誌面では語りつくせなかった濃い話をお届けします!青春がオーバーラップしたら、迷わず買うべき!
今回は、「FAVOLOSO」で出合ったランボルギーニ ディアブロについて、テリー伊藤さんに語りつくしてもらいました。
~語り:テリー伊藤~
スーパーカーブームに少しでも触れた男性の中で、ランボルギーニに憧れなかった人はいない。そう断言してもいいくらい、ランボルギーニは特別なブランドですよね。
僕自身、過去にはカウンタックに乗りたいと考えていた時期がありました。でも残念ながらそれを叶えることはありませんでした。
▲カウンタックが採用した、ランボルギーニを象徴するシザードアを継承理由はわかっています。当時の僕は屋根付きの駐車場を持っていなかったから。
やっぱりスーパーカーを雨ざらしにするというのはかわいそうじゃないですか。もし若い頃の僕がガレージを持っていたら、迷わずカウンタックを手に入れていたでしょう。
アヴェンタドールやウラカンもカッコいいですが、僕が運転するには大きすぎる。古いランボルギーニはサイズがちょうどいいので興味があります。
▲前期モデルのベースグレードは17インチアルミホイールを装着今回出合ったディアブロは、カウンタックの悪い部分をしっかり改良して、乗りやすくしているのがいいですね。
例えばカウンタックはシートに座るとすぐ隣にドアがあって窮屈でしたが、ディアブロはちゃんとスペースが確保されていて運転しやすくなっていました。でも、スーパーカーは乗りやすいから買うという車ではありません。サイズを気にする僕は失格でしょう。

▲リトラクタブルヘッドライトを採用した前期型。日本に正規導入されたのはフェイスリフトが行われた1998年から人はなぜスーパーカーを手に入れたいと思うのか。僕は「青春がオーバーラップすること」が大切だと考えています。
『サーキットの狼』に夢中だった人は、たとえ車内が狭くても迷わずカウンタックを選ぶでしょう。ディアブロが好きな人は、広さなど気にせずディアブロに乗るはずです。
これを証明するような話を聞いたことがあります。新興国の成功者からもスーパーカーは人気がありますが、ビンテージモデルには興味を示さないそうです。ランボルギーニで例えるとアヴェンタドールは売れるけれど、カウンタックやディアブロは不人気。これはビンテージのスーパーカーが彼らの青春の中に存在しないからでしょう。
一方、日本人には「歴史を勉強する」人が多いと感じます。もちろん車の「好き」「嫌い」も大事ですが、同じくらい「いい」「悪い」を重要視する。だからCAR GRAPHICのような雑誌で自らその車の歴史を勉強するのでしょうね。
▲青春時代の強烈な記憶があるからこそスーパーカーは輝くのだと思いますテリー伊藤ならこう乗る!

▲340km/hまで刻まれたスピードメーター。開発では最高速度320km/hに到達することを目指していたというカウンタックの後継モデルであるディアブロが生産されたのはスーパーカーブーム、そしてハイソカーやスポーツカーのブームが終わって人々にレジャー志向が浸透した1990年代です。
だから青春時代に憧れた人は案外少なかったのでしょう。そのため他のビンテージランボルギーニに比べると中古車相場は上がっていないと聞きました。カウンタックじゃないとだめな理由がないのだとしたら、案外狙い目かもしれませんよ。
僕が毎日車で走る道にはいろいろな輸入車ディーラーが並んでいます。その中でもランボルギーニのショールームは目にするだけでウキウキします。
▲ドアを開けると「Diablo」のプレートが付けられているなぜこんな気持ちになるかを考えてわかったのは、ランボルギーニの車はどれも色が華やかだから。イタリア車の中でもランボルギーニは特別です。同じ色でも他国のものとは全然違う。特に日本のメーカーは残念ながら今でもこの領域に踏み込めていないなと感じます。明るく派手な色でもどこかに『ためらい』があるように思えるのです。
その理由を僕は探偵映画を見て理解しました。イタリアの探偵映画は、探偵や刑事がとてもセクシーに猫写されています。仕事を終えて自宅に帰ってからの、男女の生活まで映画の中でしっかり描かれる。日本の探偵映画や刑事ドラマではそんなシーンなんてまずありませんよね。
車の色の開発も、イタリアでは「どういう色ならモテるか」を考え、日本では「この色は近所からどう見られるか」を考えているのではないか。映画を見ながらそんなふうに思ったのを覚えています。
▲色気のあるモデルだからこそ陽気な感じで楽しみたいねもし僕がこれからディアブロに乗るなら、黄色を選んで、ご機嫌な気分でドライブを楽しみたいですね。あえてラフにパーカーとジーンズで乗りこなしたら、最高にカッコいいと思いますよ!
ランボルギーニ ディアブロ
カウンタックの後継モデルとして1990年に登場したディアブロ。車名は『悪魔』という意味。スタイリングは当時のランボルギーニを象徴するシザードア(シザーズドア)を継承し、フロントライトはリトラクタブルタイプになる。最高速度が320km/h、0-100km/hは4.5秒を達成。デビュー時は5707ccのV12エンジンをRWDで駆動。その後1993年には4WDモデルが追加された。1998年には各国の法規制に対応するため、リトラクタブルヘッドライトが廃止となり、日産のフェアレディZ(Z32型)の固定式ライトに変更された。

演出家
テリー伊藤(演出家)
1949年、東京・築地生まれ。早稲田実業高等部を経て日本大学経済学部を卒業。「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」「ねるとん紅鯨団」「浅草橋ヤング洋品店」など数々のテレビ番組の企画・総合演出を手掛ける。現在は演出業の他、タレント、コメンテーターとしてマルチに活躍している。テリーさんの半生を綴った「出禁の男 テリー伊藤伝」(イーストプレス)が発売中。TOKYO MXでテリーさんと土屋圭市さんが車のあれこれを語る「テリー土屋の車の話」(毎週月曜26:35~)が放送中。YouTube公式チャンネル『テリー伊藤のお笑いバックドロップ』も配信中。
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