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独立懸架式サスペンション(どくりつけんかしきさすぺんしょん)/[足回り]

独立懸架式サスペンションとは、車のサスペンション形式の一つで、インディペンデント・サスペンションとも呼ばれる。左右の車軸が独立して上下するという構造上、路面の凸凹に対する追従性が高いのが特徴。利点としては、車軸式サスペンションに対しバネ下重量を軽くすることができるため、機敏な動作が可能で、乗り心地と操縦安定性に優れている。一方、欠点としてはコストが高い点などが挙げられる。

歴史的には、前後輪ともに独立懸架式サスペンションを初めて採用した量産車は、1931年のメルセデス・ベンツ170だった。その後、車の高速化にともない採用するメーカーが増え、現在では操縦安定性や乗り心地の良さを確保するため、多くの車に採用されている。

なお、ひと口に独立懸架式サスペンションと言ってもその種類は豊富で、ストラット式、ウィッシュボーン式、マルチリンク式などがある。