マクラーレン▲マクラーレン・オートモーティブ APAC・中国担当マネージング・ディレクター ポール・ハリス氏(写真中央)、マクラーレン・オートモーティブ 日本代表 正本嘉宏氏(写真右)、株式会社 GL ブリティッシュ ジェネラル・マネージャー 内山 高寿氏(写真左)。後ろに写るのはフラッグシップモデルの750S

マクラーレンの中国エリア進出によってスーパーカーのシェアは変わるのか!?

マクラーレンは、2023年11月に「マクラーレン名古屋」を新設するに伴い、旧マクラーレン名古屋を認定中古車専門拠点「マクラーレン クオリファイド名古屋」としてリニューアルオープンさせた。大規模自動車ディーラーが軒を連ねる、全国的にも有名なディーラーストリートである名古屋市の栄エリアにマクラーレンの新店舗が誕生することで、スーパーカーブランドのシェア争いの激化が想像できるが、マクラーレンはさらに次の一手を打ち出してきた。

それが「マクラーレン広島」のオープン。マクラーレンは国内で6店舗目となる正規販売拠点を中四国エリアをカバーする重要拠点として誕生させた。
 

マクラーレン▲「マクラーレン 広島」住所:広島県広島市西区南観音 7 丁目 16-10/TEL:082-942-0217/営業時間:10:00~18:00(平日)、10:00~18:00(土日祝)/定休日:水曜日、第一火曜日
 

マクラーレン広島の運営を担うのは、長年、正規輸入車のディーラー運営を手掛けてきたことでプレミアムブランドの販売力に強みをもつGLIONグループの株式会社GLブリティッシュ。同社はマクラーレンの取り扱いは今回が初だという。

すでに広島県をはじめ、中四国エリア内にはマクラーレンオーナーが多数存在しており、その人々は、大阪や福岡の他、東京の拠点で購入・メンテを行っているという。そんな状況の中、広島にも拠点が誕生したことで、既存ファンだけでなく、今までマクラーレンが気になっていた他のスーパーカーブランドのオーナーなど、車好きにとっても気になるスポットといえるだろう。
 

マクラーレン▲2023年12月2日に、日本で6店舗目となるマクラーレンの正規販売拠点としてオープンしたマクラーレン広島。そのオープニングイベントには、店舗を運営する株式会社 GL ブリティッシュの内山高寿氏の他、マクラーレン・オートモーティブ日本代表の正本嘉宏氏、マクラーレン・オートモーティブ APAC・中国担当マネージング・ディレクターのポール・ハリス氏も登壇した
 

そこで、マクラーレン広島のオープニングイベントで、株式会社 GL ブリティッシュのジェネラル・マネージャーを務める内山高寿氏と、マクラーレン・オートモーティブ日本代表の正本嘉宏氏に話を伺った。まずは、これまで第三者として外から見ていたマクラーレンブランドの印象について、内山氏に尋ねた。

「以前より『マクラーレンは走行性能に優れた車だ』ということをお客さまからお聞きしておりました。これまでマクラーレンには触れる機会はありませんでしたが、先日、サーキットで試乗したところ、これまで感じたことのないようなマクラーレンの走りを体験できました。今後は、この感覚を1人でも多くのお客さまにお伝えすることが必要だと考えています」

マクラーレンの市販車が登場してから10年余り。様々なプレミアムブランドを扱ってきた内山氏ですらそうなのだから、マクラーレンの走行性能を体験している人はまだまだ少ない。ともなれば、初めてのマクラーレンとしての新車だけでなく、認定中古車も大事なファクターになることは間違いなさそうだ。

「マクラーレン広島では新車販売だけでなく、認定中古車の販売およびサービスセンターも併設しております。とくに認定中古車は安心して乗っていただけるよう、メンテナンスがしっかりできた車両を提供していきます。安全に乗れる中古車が揃っていること、これが正規ディーラーである当店の魅力のひとつになると思っています。同時に、マクラーレンというブランドを知っていただくきっかけとして、サーキットでの試乗イベントなども企画していく予定です」
 

マクラーレン▲株式会社 GL ブリティッシュの内山高寿氏は、マクラーレンの魅力のひとつである走行性能をぜひ多くの人に体験してほしいと語った
 

現在、マクラーレンは認定中古車を扱うクオリファイド店を含め、販売拠点などのサービス網を拡充させている。他のスーパーカーブランドと比べるとまだ数は少ないが、この先はどのように拡大をしていくのだろうか。続いて正本氏に伺った。

「すでに発表させていただいていますが、2024年春先に神奈川県横浜市のみなとみらいエリアにマクラーレン横浜の出店を予定しております。その先の出店は未定ですが、クオリファイドを専門に扱う販売拠点は東京、名古屋、大阪の3拠点となっています」

「認定中古車の取り組みは、実は日本が世界に先駆けて行っているもので、日本の成功事例を英国にフィードバックしているという状況です。ただし、我々は販売台数といった量を無理に追いかけることはありません。サービス網の展開は、お客さまにとって最高のプロダクトを提供するといった質の向上が目的となります」
 

マクラーレン▲世界に先駆けて、認定中古車制度の充実を図るマクラーレン・オートモーティブ日本代表の正本嘉宏氏。しかし、あくまでもサービス網の展開はお客さまにとって最高のプロダクトを提供するといった質の向上を目指すものだという
 

現在、カーセンサーEDGE.netに掲載されているマクラーレン物件は200台強。そのうちの約50%が正規販売店扱いの認定中古車となる。これは正規販売店の物件比率が20%台のライバルブランドに比べて大きく上回る数字だ。マクラーレンが認定中古車に力を入れている表れと言えるかもしれない。

そこでマクラーレンの認定中古車を探しているだろうユーザーへ、お二人からメッセージをいただいた。

「ご興味が少しでもあれば、気軽にご来店いただき実車に触れていただきたいです。自分もそうでしたが、触れることでその良さがわかりやすい車だと思います」(内山氏)

「運転が好きという方なら一度は試乗してみてほしいです。本物のレーシングカーを体験できると思います。またカーボンフレームの軽さや剛性といった効果も触れてもらうことでよりご理解いただけると思います。そのためにも今後も引き続き、認定中古車に力を入れていきます」(正本氏)
 

マクラーレン▲新たにオープンしたマクラーレン広島の外観
 
マクラーレン▲店内は広く、ゆとりをもって車両が展示できるスペースを確保している。清潔感とモダンが融合するマクラーレンらしい店内
 
マクラーレン▲車両の展示だけでなく、マクラーレンのオーダーメイドシステムであるMSO(マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ)のための空間も用意。ここで世界で1台だけのマクラーレンを作ることができる
 
マクラーレン▲サービスセンターも併設。これまでメンテナンスで遠方の店舗に訪れていた広島県や近県のマクラーレンユーザーの利便性が向上。新たなオーナーの取り込みも期待できる
 

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文/編集部、写真/マクラーレン・オートモーティブ