第120回 ダイハツ ブーン(旧型) 【おいしい中古車】
2010/03/12
■旧型になっても完成度の高い万能車
先月、軽自動車イーターとして名高いトヨタのパッソ、ダイハツブーンがフルモデルチェンジしました。となれば、みなさんお察しのとおり、狙い目は旧型となったパッソ、ブーンです。今回は、その中でも相場が若干安いブーンをご紹介します。旧型のブーンが登場したのは2004年の6月。トヨタ名はパッソ、ダイハツ名はブーンで、トヨタとダイハツの共同開発車としてデビューしました。エンジンは直3の1Lをベースに、上級モデルとして直4の1.3Lもラインナップ。ミッションは一部のグレードに5MTの設定はありますが、基本は4ATです。
↑「イカツかわいい」をキーワードに生み出されたスタイルは、丸みの中にエッジの利いたキャラクターラインを織り込み、四隅のタイヤが踏ん張りを表現(左右)
パッソやブーンが大ヒットを飛ばした理由は、やはりパッケージングでしょう。小さいボディで、最小回転半径は4.3mと軽自動車並み。それなのに居住空間は圧倒的に広いわけです。リッターカーなので、軽自動車に比べてエンジン音が静かというメリットもあります。新型が基本コンセプトを継承したのも、旧型の完成度の高さを裏づける証と言えるでしょう。もちろん、新型が大きく進化したのは確かです。ミッションはCVTになり、燃費も向上しています。しかし、それに伴って価格も上昇。旧型の1.3Lモデルと新型の1Lモデルの価格がそう変わらないんです。
燃費だって、旧型の1Lが21.0km/L、新型の1Lが22.5km/L(どちらも10・15モード燃費)と、新型が大幅にいいというわけでもないんです。それなら旧型だっていいじゃないですか。しかもパッソではなくブーンを狙えば、もっと安く買うことだってできるんです。
↑シンプルで飽きのこないインテリア(左) リアシートは大人が乗ってもゆったり過ごせる空間をもつ(中) リアシートを倒せば大きな荷物も楽々積める(右)
■パッソよりブーンが狙い目
トヨタとダイハツでは、知名度やディーラーの多さにおいてトヨタが圧倒。その関係から、中古車では少しだけブーンのほうが安いんです。例えば、新車時の価格が同じグレードで、中古車スペックも近しい物件で比較すると●パッソ(1.3G):2004年式+走行3.3万km+修復歴なし=46万円(新車価格111.3万円)
●ブーン(1.3CX):2005年式+走行3.3万km+修復歴なし=33万円(新車価格111.3万円)
走行距離や修復歴の有無は同じで、年式はパッソのほうが1年古いのに、ブーンのほうが13万円安いんです。たった13万円と思うかもしれませんが、50万円以下の価格帯での13万円はかなり大きいものがあります。
旧型にはなったものの、その分オトクに買えるようになった完成度の高い旧型ブーン。これさえあれば何でもマルチにこなせる万能コンパクト、ぜひ一度考えてみてください。
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