フェラーリF40よりもレア(?)なデイムラーの最終モデル「スーパーエイト」を発見
2014/09/01
▲ラジエーターグリル上部が波打つ「フルーテッドグリル」や、メッキドアミラーカバーがデイムラー車のポイント
フェラーリF40よりも生産台数が少ないデイムラー スーパーエイト
原稿執筆時点でカーセンサーnetに1台のみ掲載されている希少車をご紹介します。今回、2014年8月26日に発見したのは「デイムラー スーパーエイト」です。英語のつづりは「Daimler」。ガソリンエンジンの生みの親であり、ダイムラー・ベンツ社の共同経営者でもあったゴットリープ・ダイムラーと同じつづりなんです。
偶然? いえいえ、偶然ではありません。1890年、フレドリック・シムズ(当時29歳)というイギリス人ビジネスマン(エンジニア出身)が、友人であったゴットリープ・ダイムラーおよびダイムラー・ベンツ社の前身であるダイムラー・モトーレン・ゲゼルシャフト社から、イギリスおよびカナダ以外の大英帝国圏でのダイムラーのガソリンエンジンにまつわる特許、製造・販売権を獲得。
そして、1893年、ダイムラー・モーター・シンジケートが設立されましたが、その3年後に別のイギリス人ビジネスマンに買収されてダイムラー・モーター・カンパニーとなったんです。ちなみにフレドリック・シムズはダイムラー・モーター・シンジケート売却後、ダイムラー・モトーレン・ゲゼルシャフト社の役員となりました。
ダイムラーはドイツ語読み、デイムラーは英語読み。深い関係のようで浅い関係ですが、自動車史上における面白い話ではあります。
さて、歴史話でページを割いてしまいましたが、今回ご紹介するのはそんなデイムラーの“最終”モデルです。
▲現在、生産モデルがなく“休眠中”のデイムラーの車ですから、それだけで個性的。この代(XJシリーズ、デイムラー車)から走りも非常に良くなりました
デイムラーは1960年にジャガー傘下に収まってからは、ジャガーの「バッジエンジニアリング」モデルを投入しています。スーパーエイトは、ジャガーXJシリーズ(旧型)の最上級モデル「スーパーV8L(ロングホイールベースモデル)」がベースの高級仕様車です。
象眼細工が施されたバーウォールナットのウッドパネルや、デイムラーのロゴが配されたヘッドレスト、フルーテッドグリルと呼ばれるラジエーターグリルやホイールに配された「D」のロゴ……。新車時価格は1680万円でベース車両よりも160万円高い設定でした。要はジャガーXJシリーズの最上級モデルをもっと高級にした感じです。
▲象眼細工が施されたバーウォールナットのウッドパネルや、デイムラー車ならではの本革シートのステッチ細工は、工芸品レベルです
▲どういうシーンで使うのかいまだ想像ができませんが、ピクニックテーブル付きです。これが英国高級モデルの証かも?
搭載エンジンは4.2L V8スーパーチャージャー付きで最高出力406ps。アルミモノコックボディにより、ライバル(M・ベンツSクラス、BMW7シリーズ、レクサスLSなど)よりも軽い車両に仕上がっています。
見栄えは旧型XJかもしれませんが、見る人が見れば分かる超高級モデルです。8年落ちとはいえ、現行モデルの高級車と並んでも見劣りしませんし、走りだって何ら文句のつけどころがありません。300万円台前半で買える新車よりも、満足度は上だと個人的には思います。
ちなみにこのスーパーエイト……。853台しか世に送り出されませんでした。そういう意味ではフェラーリF40よりもレアな車ですし、ぜひ物件詳細をご覧になってください。デイムラーでは珍しい黒外装、黒内装、かなり渋いです。昔ながらのインテリアの集大成のような雰囲気が漂っていますよ。
■本体価格(税込):328.0万円 ■支払総額(税込):---万円
■走行距離:4.9万km ■年式:2006(H18)
■車検:2015(H27)年4月 ■整備:別 ■保証:無
■地域:埼玉
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
おしゃれな国産車&輸入車22選! テイスト別センスがよく見える車を紹介
ハリアーがマイナーチェンジ。2026年8月の改良でガソリン車が廃止! PHEVも!?
【2026年最新】トヨタの高級車ランキング! レクサスも含めた20車種を徹底解説
光岡自動車が新型を発表するらしい! 発表まで待てないので、どんなモデルがベースなのか勝手に考えてみた
【超絶ハイスペック】ポルシェ カイエン エレクトリックがさすがにすごすぎるので、3分の1で買えるガソリンモデルを検討してみよう
ハスラーのグレードごとの違いは? ハイブリッド XとG、タフワイルドの特徴を比較
BMW X5のファイナルエディションが1000万円超えに絶望……。それなら、中古で半分の予算で買えるイケてるSUV5選を見てほしい
黒いレンジローバー「SVブラック」がメロい! 内装まで真っ黒なこだわりをご覧あれ
エルグランドにばかり注目しているけど、今こそアルファード&ヴェルファイアの中古車がねらい目だ!
【急げ!】生産終了から半年が経過したスープラの中古車価格が上昇中! 今買うならどう選ぶべき?









