【伊達セレクション】異端の中古車評論家・伊達軍曹、フェラーリ購入を真剣に勧める
カテゴリー: クルマ
タグ: EDGEが効いている / EDGE SELECTION
2013/01/23
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その無理が「多少の無理」であるならば、決断の価値あり
18年間飼っていた愛猫が今、老衰により死のうとしている。読者の皆様には無関係な辛気くさい話をこれ以上深掘りするつもりはないが、言いたいのは「猫だけではなくわたしもあなたも、その生はいつか終わる」という当然の事実をあらためて思い出した、ということである。
今は健康なわたしもあなたも、100年後はこの地上にいない。いつかどこかで、自分の葬式が催される。これはテリー伊藤さんが言っていたことだと思うが、「自分の葬式で、自分のことを参列者からどう語られるか?」ということを意識しながら生きるのは非常に大切だ。
車関連で言うなら、例えば「あいつは堅実なタチで、石橋を叩くかのように新車のセダンを残価設定ローンで賢く乗り替えてたよなぁ……」などと語られては死んでも死にきれない。いやそういった人生が悪いわけではないが、「車好きとしては名折れである」ということだ。車好きたる者、どうせなら以下のように語られたいじゃないか。
「大した金もないのにすっげえ車ばっか乗ってて、ホント馬鹿なヤツだったよなぁ(笑)。……でもホント、生き生きしてたよなぁ」
その意味で言うならば、本当に乗る価値がある車を、もしもあなたが本気で乗りたいと思っているならば、多少の無理があったとしても生きているうちに乗るべきである。そういった類の最右翼といえば、やはりフェラーリだろうか。
サラリーマンがフェラーリを買ってもOKな理由
わたし自身はフェラーリに特に思い入れはない。しかし、本当に多くの男たちがフェラーリという存在に入れあげていることは、取材を通してよく知っているつもりだ。
それゆえ言わせていただく。ウルトラリッチな方ではなく、フェラーリを夢見て日々の労働に励む、そこのあなたに言わせていただく。
買っちゃったほうがいいですよ、フェラーリ。手遅れにならないうちに。
よく知られているとおり、サラリーマン系フェラーリオーナーというのは想像以上に多いものだ。その発生メカニズムは以下2点によっている。
1. 支払回数100回前後の長期ローン
2. リセール価格が極度に下がらないという事実
せっせと貯金に励んでキャッシュで360モデナなどを買う人もいるが、たいていの勤労フェラーリオーナーは長期ローンを利用している。車両価格1000万円前後として500万円ほどの頭金を根性で貯金し、残りの500万円ほどを月々5万~10万円×100回前後で支払っているのだ。
「そんな高額の長期ローンは危険すぎる!」と言う人もいるだろうが、それに対する反証が上記2の「リセール価格が極度に下がらないという事実」だ。簡単な話、「もう支払いムリ!」となったら販売店に車両を引き取ってもらえばチャラになるのだ。いや正確には完全なチャラにはならないが、一般的な車と比べれば限りなくチャラに近いとは言えるだろう。それほど、フェラーリ人気モデルのリセール価格は安定している。
上記は万人に勧められる手法ではない。しかし“本気”なあなたであるならば、人生自体が手遅れにならないうちに真剣かつ前向きに検討していただきたいと、本気で願う筆者である。
ということで、今回の伊達セレクションはずばりこちら。
本当に本気なら行きましょう、フェラーリ!
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