【伊達セレクション】異端の中古車評論家・伊達軍曹、アンダー100万円輸入車を語る
カテゴリー: クルマ
タグ: EDGEが効いている / EDGE SELECTION
2013/03/29
http://www.sgt-date.com
大人にとってはアンダー100万円級の良質物件を見つけるのは容易
学生諸君や新米社会人の皆さんもこのカーセンサーEDGEnetをご覧になってはいるだろうが、やはりメインどころは30歳以上の、違いのわかる大人な皆さんであろうと推測する。
そういった大人な皆さんがアンダー100万円級の輸入中古車を探す場合は、「なけなしの貯金をはたいて、伸るか反るかの大勝負に出る!」というよりも、「余剰資金でつなぎの1台を買う」あるいは「“8輪生活”を始めるため、現状の機材に加えて何か個性的な1台を買う」というような場合がほとんであるだろう。
大きなお世話だが、それは大変にすばらしいことであると思う。
人は「なけなしのマネーを種銭に、伸るか反るかの大勝負に出る!」となると、大抵の場合負けるものだ。ギリギリの状態でのしかかるプレッシャーが、普段の正常な判断力や観察眼を狂わせるためだ。
しかし余剰資金での気楽な勝負であれば、投資であろうとギャンブルであろうと、意外と簡単に勝ててしまう場合が多い。ノープレッシャーまたはロープレッシャーゆえ、バイアスのかからない「まっとうな判断」を瞬時に、シンプルに執行できるからだ。
そしてアンダー100万円級だからこそ「冒険」ができる
そういった意味で、輸入車のなかでは「激安」な部類に入るアンダー100万円級の個体であっても、大人なあなたが余剰資金で選択に臨む限り、結構なコンディションの1台を意外と簡単に入手できてしまう可能性は高い。
そしてまた、「あくまでもつなぎの1台」あるいは「8輪生活のための、確固たるメイン機材に加えてのサブである」という気楽な心もちも、勝利につながりやすい。前述の低バイアスにより判断力が曇らないということに加え、サブあるいはつなぎであるがゆえに「車種的な冒険」がしやすいのである。
筆者個人はそうでもないが、人によっては「メイン機材にラテン系のあやしいコンパクトを選ぶなんてとんでもない!」ということもあるだろう。しかしサブあるいはつなぎとしての自家用車であれば、そういった謎系(?)車種であっても積極的に選ぶことができる。
そして物は試しで選んでみた結果、その謎系が「こういうのも意外といいじゃん、想像以上に!」となる場合もけっこう多いものだ。もしもそうならなければ、これまた気軽に切ってしまえばいい。なにせもともとアンダー100万円級なのだから、ロスも最小だ。
ということで、今回の伊達セレクションはずばりこちら。
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