北米向けアキュラ RLXから読み解く、マイナーチェンジ版ホンダ レジェンド
2017/10/19
海外向けアキュラ RLXの出荷が始まった
2017年2月26日にスクープした(下記リンクの記事をご参照ください)、ホンダ レジェンドのビッグマイナーチェンジ版が出来上がった。厳密に言うと、完成したのは海外に輸出されるアキュラ RLXで、国内向けのレジェンドはまだ試作段階にあるが、いずれにしても大きく化粧直しされるフロントマスクは同じだ。
上記の写真は、北米で先行披露されたモデルを写したもの。もちろん、国内仕様のフロントマスクには、Hマークがつくが、ラジエターグリルは放射状の模様ではなく、シンプルなデザインに仕上るとの情報もあり。なお、輪郭が新しいヘッドランプには、ジュエルアイLEDと呼ばれる、複数の光源を用いた高輝度タイプが継続採用される。
延長されたボンネットと新フロントマスク
一新されたボンネットを開けると、そこにはおなじみの3モーター式ハイブリッド仕様が備わる。下記ボンネットを開けた状態の写真に、違和感を感じる方もいるかもしれない。グリルの上方、つまりノーズ先端にボディ色部分が残っているからだ。
これは、ノーズが前方に延長された証拠とも言える。なぜかというと、ボンネットを固定するラッチは基本設計に関わる部分で、簡単には動かせない。そのため、この位置はマイナーチェンジ前と変わっていないはずだ。
しかし、ノーズの存在感を強めるために、ボンネットを伸ばすと今度はラッチに手が届かず、開けることができなくなる。よって、従来の位置にラッチを残したままでも操作できるよう、ボンネットの長さを大きく変えずとも、ノーズ延長を実現するために、ボディ色の固定部分が設けられたのだろう。
マイナーチェンジ以降は、スポーティさを打ち出す
足元では、アルミホイールの一新が目を引く。高級サルーンを思わせるデザインから一転、ブレーキローターの存在も確認できるスポーティな形状に変更。併せて、部分的にブラック塗装が施されて、引き締まった印象に仕上がっている。なお、サイズは現行モデルと同じ19インチだ。
すでに完成して、出荷が始まっているように、まずは海外向けRLXの組み立てが優先して行われている。国内向けは2018年春の発表が濃厚だが、もしかしたら同年1月の東京オートサロンに参考出品されて、予約受付が始まるかもしれない。
※2017年10月19日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2018年4月
■全長×全幅×全高:4995×1890×1480(mm)
■搭載エンジン:3.5L V6+モーター
【関連リンク】
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
- トヨタ RAV4の中古車価格が1年で約30万円ダウン! 人気国産SUV、今オススメの買い方・選び方は?
- ホンダ N-BOX(3代目)をマンガで解説! 日本でもっとも売れている車の最新モデルはどんな車?【人気車ゼミ】
- 100万円で買えるレクサスって? 「買ってアリ!」な5モデルを専門家が真剣に考えてみた
- 【海外試乗】新型 ポルシェ パナメーラ|より快適な足を手に入れた、軽快でスポーティなラグジュアリーセダン
- 【海外試乗】新型 ランドローバー レンジローバースポーツ SV エディションワン|SUVなのに真骨頂はサーキット? 大きさを感じさせない驚異的ドライブフィール!!
- トヨタ ハイエースは家族の可能性を広げてくれる秘密基地だ! 機材車としても活躍するカスタムファミリーカー
- BMW X1(3代目)をマンガで解説! スポーティなプレミアムコンパクトSUVはどんな車?【人気車ゼミ】
- 【2024年】軽バンの最強は? オススメ現行4車種を燃費や荷室などで比較!
- 愛情を注ぎ込んだ趣味も実用も叶える理想の1台 GMC ラリーSTX
- ハコスカ探し中に出合った日産 ブルーバードはちょっぴり気難しい? 子育てひと段落なパパが選んだ、自分だけのサファリブラウンの旧車