北米向けアキュラ RLXから読み解く、マイナーチェンジ版ホンダ レジェンド
2017/10/19
▲輪郭は変わっているものの、ヘッドランプには上下2列に並んだジュエルアイLEDが踏襲される。バンパー端に設けられる逆L字型のメッキトリムが高級感を演出海外向けアキュラ RLXの出荷が始まった
2017年2月26日にスクープした(下記リンクの記事をご参照ください)、ホンダ レジェンドのビッグマイナーチェンジ版が出来上がった。厳密に言うと、完成したのは海外に輸出されるアキュラ RLXで、国内向けのレジェンドはまだ試作段階にあるが、いずれにしても大きく化粧直しされるフロントマスクは同じだ。
上記の写真は、北米で先行披露されたモデルを写したもの。もちろん、国内仕様のフロントマスクには、Hマークがつくが、ラジエターグリルは放射状の模様ではなく、シンプルなデザインに仕上るとの情報もあり。なお、輪郭が新しいヘッドランプには、ジュエルアイLEDと呼ばれる、複数の光源を用いた高輝度タイプが継続採用される。
延長されたボンネットと新フロントマスク
一新されたボンネットを開けると、そこにはおなじみの3モーター式ハイブリッド仕様が備わる。下記ボンネットを開けた状態の写真に、違和感を感じる方もいるかもしれない。グリルの上方、つまりノーズ先端にボディ色部分が残っているからだ。
これは、ノーズが前方に延長された証拠とも言える。なぜかというと、ボンネットを固定するラッチは基本設計に関わる部分で、簡単には動かせない。そのため、この位置はマイナーチェンジ前と変わっていないはずだ。
しかし、ノーズの存在感を強めるために、ボンネットを伸ばすと今度はラッチに手が届かず、開けることができなくなる。よって、従来の位置にラッチを残したままでも操作できるよう、ボンネットの長さを大きく変えずとも、ノーズ延長を実現するために、ボディ色の固定部分が設けられたのだろう。
▲パワーユニットは、引き続き3個の電気モーターが組み合わされるハイブリッド仕様が踏襲される。注目してほしいのは、開口部のまわりに見えるボディ色部分で、ノーズ上面が前方に伸びている証拠とも言えるマイナーチェンジ以降は、スポーティさを打ち出す
足元では、アルミホイールの一新が目を引く。高級サルーンを思わせるデザインから一転、ブレーキローターの存在も確認できるスポーティな形状に変更。併せて、部分的にブラック塗装が施されて、引き締まった印象に仕上がっている。なお、サイズは現行モデルと同じ19インチだ。
すでに完成して、出荷が始まっているように、まずは海外向けRLXの組み立てが優先して行われている。国内向けは2018年春の発表が濃厚だが、もしかしたら同年1月の東京オートサロンに参考出品されて、予約受付が始まるかもしれない。
▲タイヤサイズは現行モデルと同じ。スポークの隙間から見えるブレーキローターには、ACURAのロゴが刻み込まれていて勇ましい
▲2014年11月に発表され翌2015年2月から発売された現行モデル。大幅マイナーチェンジも間近だ※2017年10月19日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません
【SPECIFICATIONS】
■予想発表時期:2018年4月
■全長×全幅×全高:4995×1890×1480(mm)
■搭載エンジン:3.5L V6+モーター
【関連リンク】
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
6台を所有する根っからのスポーツカー好きのイチオシは、“ノーマル戻し”のトヨタ スープラ70
新型デリカミニの上級グレードが290万円超で絶望した人に贈る「半額で買えるこれ、代わりにどうですか?」5選
スバル クロストレック ウィルダネスエディションが抽選500台のみに絶望した人に贈る「この小型クロカン、代わりにどう?」3選
ジープ コマンダーが400万円台前半で狙えるけど買っても平気なの? グランドチェロキーより安い7人乗りSUVの中古車状況、オススメの狙い方を解説
2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤーの10ベストカー発表! ところで去年の受賞車はいくらで買える? 中古車状況を解説
3代目BMW X1が支払総額400万円台で狙える! 中古車市場に登場してから2年半、今のオススメの買い方・選び方は?
R32型 スカイラインGT-Rが50万円から? あの時買っときゃ良かった……のモデルを振り返り“後悔を楽しむ”
新型CX-5が待ちきれないあなたに贈る「納車までの期間、代わりにコレどうですか?」5選
トヨタ ランドクルーザー300にPHEVを導入か? 3列シートのパッケージは……
トヨタ センチュリーがブランド化! クーペタイプも公開された今、改めて歴代モデルを振り返ってみよう!









