なぜ、私は中古車選びで失敗しなかったのか【CERC ~編集デスクのロードスター日記~ #01】
カテゴリー: カーライフ
タグ: マツダ / ロードスター / オープンカー / かっこいい / クール / お手頃 / MT / FR / サーキット / ロードスター / カスタム / カーセンサーnet / チューニング / 購入手続き / CERC
2016/02/20
▲当記事は、中古車情報誌『カーセンサー』の連載『CERC』のスピンオフバージョンである。カーセンサー本誌に収録しきれなかった話題を、同連載の語り手である本誌デスク本人が赤裸々に綴る。ちなみにCERCとはCarsensor Editors Racing Club(カーセンサー・エディターズ・レーシング・クラブ)の略。(筆者プロフィールは記事末尾参照)2代目ロードスター購入の経緯
初っぱなから挑発的な見出しを付けてしまった無礼を、どうか許してほしい。鼻持ちならない自慢話に聞こえてしまったら、それはもう、申し訳ない。ただ、今回の私的な中古車購入を振り返るにつけ、「完全勝利」としか言いようがないくらい、大成功だったのだからしかたない。その経験を読者の皆さんに還元できないかと思案した結果が、挑発的にも取れる見出しになったわけだ。
今回、私が購入したマツダ ロードスター(2代目)のNR-Aは、当時のカタログによると「1.6L車をベースにサーキット走行に対応するポテンシャルを確保したスペシャルモデル」とある。そして「ターゲットはJAF公認のワンメイクレース(NR-Aカテゴリー)。登録ナンバープレート付のNR-Aに安全装備を装着するだけで参加できるなど、気軽におしゃれに楽しめる『パーティレース』だ(原文ママ)」と続く。要するに、一手間加えれば、直ぐにサーキット走行&レースを楽しめる競技ベース車両である。
▲購入したH15年式のNR-A。プライスボードの金額は車両本体価格。これに諸費用を加えた総額は75万円也。埼玉県東松山市にあるコクボ自動車販売にて購入予想外の落とし穴
本題に入ろう。なぜ、私は中古車選びで失敗しなかったのか。このテーマを成立させるには、失敗する確率が高いタイトロープな状況が前提として必要だ。今回のNR-A購入には、2つの側面で、失敗への落とし穴が待っていた。ひとつは「中古車市場の動向」。もうひとつは「予算&条件設定」だ。
まず、「予算&設定条件」。購入を思い立ったのは昨年9月のこと。設定した検索条件は、「ロードスター」「2代目」「NR-A」「総額表示」の4つのキーワード。これに「予算50万円前後で狙える」「チューニングが施されていないノーマル車」の2点を加えていた。条件と呼べるほどたいそうなものではない。まるで底抜けのザルのごとき(大抵は該当する)条件だ。
ところが、それに「中古車市場の動向」が加わったからややこしい。探し始めた当初から2代目ロードスターのNR-Aの流通量は少なく、相場も週替わりで上昇する様相を呈していた。「どうせサーキットでギャンギャン走るのだから、年式とか走行距離とか修復歴とかは気にしない」と心に決めていたものの、予算50万円で買える物件自体がない。あれこれ比較して選ぼうとすれば、当初の予算の2倍(100万円)は必要だったのだ。
普通は見送る悪球が、これ以上ないホームランボールに!?
どうやって私はこれら落とし穴をクリアしたのか。作戦は至ってシンプル。とにかく「観察」すること。荒れ模様のNR-A市場だったが、ほぼ毎日カーセンサーnetで観察していると、そのスピードやトリッキーな球筋に目が慣れてくるのだ。「打球が止まって見える」に近い感覚か。
購入した物件は、いわゆる“ワケあり車”だ。以下、ワケを列挙してみよう。
・低年式=H15年式ゆえ、初度登録から13年経過している
・修復歴あり=検討段階ではその程度&状態は明らかではなかった
・総額75万円は掲載当時、ほぼ最安値=安い車には(概ね)ワケがある
まあ、普通は見送る球だ。完璧にストライクゾーンから外れている。だが、打撃の神様こと川上哲治(古い!)ばりに錬磨されていた私の中古車選球眼には
・完璧なノーマル車
・カーセンサーnetに出ていた内装の写真が他車より格段に綺麗
・総額75万円なら、ギリギリ許容できる予算アップ圏内
と、これ以上ないホームランボールに映ったのだ。今、冷静に振り返ると、この物件をカーセンサーnetで見つけたときに、私の成功は決まってたのだと思う。こうして、私の中古車購入は大成功という結末を向かえるワケだが、その模様はぜひ、カーセンサー本誌4月号の連載『CERC』をご覧いただきたい。
選球眼を錬磨するのは難しくない
ことほど左様に、タイトロープな中古車選びはエキサイティングな経験である。もっと楽に中古車を選びたいのなら、たんまり予算を用意し、私が踏み込んだ“ワケあり”&“最安値”のフィールドを避けることをオススメする。だがもし、よんどころのない事情でそれが叶わないのであれば、選球眼を錬磨するしかないだろう。なに、それほど難しい話ではない。日々カーセンサーnetを見ていれば、必ずや、球が止まって見えるようになるはずなのだから。
なお、私が購入したNR-Aのような「一手間加えれば、直ぐにサーキット走行&レースを楽しめる競技ベース車両」としてオススメの中古車もセレクトしてみた。こちらもチェック!
▲ノーマルと言えども、そこは競技ベース車両。ENKEIの15インチアルミホイールやビルシュタイン製ダンパー、大径ブレーキなどなど、スポーツ走行向きのパーツを標準装備する
▲白いボディに赤シートが映える
▲現行型ロードスター(右)とパチリ。見た目や乗り味の料理法にはさすがに隔世の感はあるが、車を操る感覚は驚くほど通底するところがある【関連リンク】
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