【伊達セレクション】異端の中古車評論家・伊達軍曹、輸入オープンを強く勧める
カテゴリー: クルマ
タグ: EDGEが効いている / EDGE SELECTION
2013/09/19
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プジョー205CTIは「VIPカー」である!?
VIPカーという言葉がある。というか、カスタムカーのジャンルがある。VIPというのは、言うまでもなく「Very Important Person」すなわち「非常に重要な人物」という意味の英語の頭文字で、具体的には政財界の要人や、芸能・スポーツ界の大物などを指す場合が多い。要するにセレブ(著名人、名士)である。
ベリー・インポータントなセレブが、果たして黒塗り+シャコタン+芳香剤ムンムンの「VIPカー」に乗るのか?という根本的な疑問はあるが、まぁ他人様の趣味にケチをつけるつもりはないので、いわゆるVIPカーについては放っておこう。問題は、我々フツーの人間がセレブっぽい気分に浸りたいときに乗るべき車は何か?ということだ。つまり「本当の意味でのVIPカー探し」である。
究極の正解は「セレブ気分に“浸る”とかしょっぱいこと言ってないで、しっかり頭使って汗も流して金稼いで、セレブになればいい。で、アストンマーティンでもフェラーリでも、何でも好きなのを買えばいい」ということになる。が、なかなかそう簡単にはいかないのが世の常であるゆえ、まずは便宜的にセレブっぽい雰囲気が楽しめる、比較的安価な1台を探したいところだ。
様々な候補があるだろうが、筆者が考える必殺テクは「屋根をなくすこと」である。つまりはオープンカーだ。どんなモデルでも、いくらの物件でもいい。とにかくオープンカーでさえあれば、そしてその屋根を開けて走りさえすれば、あなたはその瞬間にハリウッドスターである。いや本当に。
どんな車でも、屋根がないだけで気分はセレブだ!
古くは「巨人の星」の花形満(の小学生時代……)から最近のLA在住映画スターにいたるまで、セレブとはオープンカーに乗る生き物である。無論、彼らが乗るのは、わたしが推奨するような100万円、200万円のオープンカーとは全然違うモデルだったりするが、「固定屋根がない」「太陽と風の祝福」「見られる快感」という3点セットは、どんなオープンカーであっても変わらない。
それゆえ、騙されたと思ってぜひ一度オープンカーを運転し、そして飛ばす必要はまったくないので(むしろ飛ばさないほうが良い)、ゆったりとした気持ちで秋の夕方、街や浜辺などを流してみてほしい。冗談ぬきでセレブリティあるいはVery Important Personになったかのような気分になれるはずだ。「……ついに俺もここまで来たか」と、とくに大きな達成もしてないのに、そう勘違いしてしまうかもしれない。それほどのパワーがオープンカーにはある。
幸いにして、オープンエアドライブの大敵である夏は終わった。これからの秋冬はオープンカーにとって最高の季節である。その次の春も、あなたが花粉症でさえなければ最高だ。ぜひ、輸入オープンという「本当のVIPカー」を入手し、来るべき最高のシーズンに備えていただきたい。
ということで、今回の伊達セレクションはずばりこちら。
アンダー200万円の輸入オープンで明日から(?)あなたもセレブ!
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