【名車への道】’68 ホンダ S800M クーペ
2024/01/29

これから価値が上がっていくだろうネオクラシックカーの魅力に迫るカーセンサーEDGEの企画【名車への道】
クラシックカー予備軍たちの登場背景や歴史的価値、製法や素材の素晴らしさを自動車テクノロジーライター・松本英雄さんと探っていく!

自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。「車は50万円以下で買いなさい」など著書も多数。趣味は乗馬。
ホンダの心意気を感じる量産最高峰スポーツ
——さて2024年になって最初の名車は、せっかくですから日本の車にしようかなと。
——車によっては国産旧車の価格もすごいことになってますしね。
——今回は先日お世話になったビンゴスポーツさんにあった、古いスポーツカーにしてみたんですよ。どうですかね? ホンダ スポーツクーペっていうやつです。
——ありました。S800です。
——なぜですか?


——昔のホンダ車って、すごくこだわって作られていたイメージがありますよね?
——素人には分かりやすいたとえ話ですね……。
——何が大変なんですか?
——こういう車が日本にまだ現存していて購入することができるっていうのは素晴らしいことですよね。
——実用に使えるんですかね?
——普通の人はあんまり自分で作ったりしませんけどね……。

——今回のこのS800M クーペ、どうですか?
——速かったんですか?
——これ、なんだかベルギーホンダの車みたいですよ。
——そうなんですか? 全然知らなかった……。
——国産車もこの企画でどんどん取り上げたいですよねぇ。
——まさに名車ですね。
ホンダ S800M クーペ
スポーツ360/500を始祖とするホンダスポーツ・シリーズ(Sシリーズ)の最終型として1966年に登場したS800。先代のS600と同様に、オープンとクーペをラインナップする。4連キャブレターを備え、ホンダが得意とした高回転型の精密なメカニズムをもつDOHCエンジンを搭載し、最高速度160km/hを誇った。当時のコンパクトスポーツでトップクラスの性能を備えた伝説のモデルであった。


※カーセンサーEDGE 2024年3月号(2024年1月26日発売)の記事をWEB用に再構成して掲載しています
【関連リンク】
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
M・ベンツのセダン狙いのあなたに推したい“粋な別解”4ドアクーペ CLSクラス。新車で1000万円超えが今中古車なら総額300万円台! オススメの選び方は?
新型デリカミニの上級グレードが290万円超で絶望した人に贈る「半額で買えるこれ、代わりにどうですか?」5選
メルセデスの名車に乗る|W201型からSLS AMGへ。“ネオクラとAMG覚醒”をいま読み解く【カーセンサーEDGE 2026年1月号】
優先すべきはヘリテージか 経済効率? マセラティのモデナ回帰にみるブランドの価値とは【スーパーカーにまつわる不思議を考える】
2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤーの10ベストカー発表! ところで去年の受賞車はいくらで買える? 中古車状況を解説
R32型 スカイラインGT-Rが50万円から? あの時買っときゃ良かった……のモデルを振り返り“後悔を楽しむ”
新型CX-5が待ちきれないあなたに贈る「納車までの期間、代わりにコレどうですか?」5選
“いまは”日本未導入のGAC(広州汽車集団)AION Y Plusに試乗してきた!
プロショップで聞いた600万円前後で狙える初代 ポルシェ マカンのリアル! 狙うは前期型の高性能グレードか? それとも後期型のベーシックグレードか?
トヨタ センチュリーがブランド化! クーペタイプも公開された今、改めて歴代モデルを振り返ってみよう!









