フォードマスタング【海外試乗】(大谷達也)
カテゴリー: フォードの試乗レポート
2014/10/27
▲4輪独立懸架となってピッチングやローリングなどの無駄な動きが減った結果、とばしたときの安定感は格段に向上。それでいてインテリアなどからはアメリカ臭がムンムン漂う。おまけに乗り心地は快適なので長年のアメ車好きにも新規参入組にもお勧めできる
とばして楽しく、しかもエコなマスタングが登場!
9年ぶりのフルモデルチェンジを果たした6代目は、思わず「格好いい…」と呟いてしまうほどスタイリッシュに生まれ変わった。
アメリカのスポーティカーの中には、パワフルなエンジンを積んでいることを暗示する目的でボンネットにパワーバルジ風の処理を施すことがあり、このため車全体がやや分厚く見えるケースが少なくない。対して新型マスタングはワイド&ローなスタンスを前面に打ち出しており、従来型よりもぐっと腰を落として大地に踏ん張っているように見える。天地方向に浅く、コンパクトに仕上げられたキャビンもその精悍さを強調するのにひと役買っている。
一方でファストバック・スタイル、3連テールライトといった伝統的なモチーフを引き継いでおり、ひと目見ただけでマスタングとわかるデザインに仕上げられている。
▲従来モデルより低くワイド(全高−35mm、全幅+40mm)に。象徴的ディテールは継承している
技術面では、5LのV8エンジンに加えてEcoBoostシリーズの新開発2.3L 4気筒ターボが追加されることと、リアサスペンションがリジッド式からインテグラル式と呼ばれる独立懸架(!)に生まれ変わったことが最大の特徴。
2.3Lエンジンはなかなかパワフルで、こちらも新開発となる6MTとの組み合わせで最良の一面を示す。
一方のV8はスムーズさとトルクフルな走りが健在で、フォード初のパドルシフトが採用された6ATだろうと6MTだろうと文句なしに“アメリカン・マッスルカー”の走りが満喫できる。
▲航空機のコックピットからインスピレーションを得たという伝統の左右対称、水平基調なインパネデザイン
どちらを選ぶかは頭の痛いところだが、日本にはまず来年にマスタング50周年記念モデルの2.3L+6AT+左ハンドルが465万円で登場し、追って5L、6MT、右ハンドル(!)が順次デビューする予定。
“真打ち”は5L+6AT+右ハンドルか!?
▲ターボ、直噴、可変バルブタイミング機構などをもつダウンサイジングエンジン、2.3L EcoBoostをFRモデルに初搭載
【SPECIFICATIONS】
■グレード:2.3-liter EcoBoost I4 ■乗車定員:4名
■エンジン種類:直4DOHCターボ ■総排気量:2260cc
■最高出力:314/5500[ps/rpm] ■最大トルク:434/3000[N・m/rpm]
■駆動方式:FR ■トランスミッション:6MT
■全長×全幅×全高:4790×1920×1380(mm) ■ホイールベース:2720mm
■車両重量:1660kg
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