The Garage HOUSE+松永基(前編)
カテゴリー: カーライフ
タグ: EDGEが効いている / ガレージハウス
2011/03/29
愛車を眺めるために何よりもガレージを最優先
ザガートをこよなく愛し「車の隣で寝てもいい」とまで言い切る施主そんな想いを形にしたガレージハウスは、家そのものが愛車のための空間となっている
ともに車好きだから実現した大胆なプラン
じつは今回の物件は、以前に一度訪れている。それから6年ほど経っているのだが、屋内外ともに当時とまったく変わっていないことに驚いた。いわゆる使用感や生活感がまったくないのだ。オーナーの几帳面な性格も影響しているのだろうが、この家に対する満足度が高いからこそ、オリジナルの状態をいつまでも保つ努力を惜しまないということなのだろう。
この家は、一般的なガレージハウスとは大きな違いがある。それは、1階のほとんどがガレージスペースになっているという点だ。この思いきったプランを提案した建築家は、松永基さん。本誌でも何度かご登場いただいているカーフリークである。
施主のSさんは、自邸を新築する際に複数の建築家によるコンペを行った。Sさんが出した建築条件は、
(1)屋内に2台、屋外に1台駐車スペースを確保する。
(2)料理が趣味なので、友人を招いてパーティができるような
キッチン&リビングが欲しい。
(3)ゆっくり入れる風呂が欲しい。
(4)ローコストにこだわりたい、 というもの。
コンペの結果、「松永さんのしっかりしたコスト管理と、プランのカッコよさに惹かれました」とSさん。やはり、ご両人ともに大の車好きであるという共通点により波長が合ったのだろう。
The Garage HOUSE
建築家:松永基
M'S WORKS architecture
tel.045-680-5339 http://www.msw-arch.com/
所在地:神奈川県横浜市 主要用途:専用住宅 家族構成:一人
構造:木造 規模:2階建 敷地面積:86.3㎡ 延床面積:99.0㎡
設計・監理:M'S WORKS architecture/松永 基
文・菊谷 聡 text / KIKUTANI Satoshi
写真・木村 博道 photos / KIMURA Hiromichi
日刊カーセンサーの厳選情報をSNSで受け取る
あわせて読みたい
- 【試乗】新型 マクラーレン アルトゥーラ スパイダー|驚くべきはその乗り心地! ドライビングフェチが選ぶべきベスト・オブ・スポーツカー
- 【試乗】新型 ランボルギーニ レヴエルト|V12エンジン×モーターによって“洗練と野蛮”が同居する新世代のハイパフォーマンスモデル!
- ’04 ホンダ NSX タイプS|日本文化が生んだ最高傑作の国産スーパースポーツカー!【名車への道】
- 次号はついに「セダン」が主役!! 「名車はセダンにあり」~SUVに飽きたあなたに~ 【カーセンサーEDGE 2025年1月号】
- 自動車ブランドがクラシックカー市場を盛り上げる! 世界の車好きのトレンドは、なんとMT車!?
- 【試乗】新型 ジープ アベンジャー|BEVっぽくないBEVというJeepのニューワールドをけん引するコンパクトSUV!
- ポルシェが“ニュル最速キット”を発売! しかもキット装着済911 GT3の体験も可能!【EDGE Motorsports】
- 【試乗】新型 ルノー アルカナ|このクーペSUVの魅力は燃費のみにあらず! “エスプリ アルピーヌ”のしなやかな乗り心地!
- 【海外試乗】新型 BMW M5|727ps/1000N・mのモンスターサルーン!
- フェラーリのV6を搭載した最強コラボGT! ’71 フィアット ディーノ 2400 クーペ【名車への道】