第257回 ホンダ バモス ホビオ(現行型)【おいしい中古車】
2013/02/15
2月中旬となれば春はもうすぐそこ。冬の間にできなかったアウトドアスポーツなどの計画を立てている方もいらっしゃるでしょう。今回は、そんなアウトドア好きにピッタリの1台、ホンダ バモスホビオをご紹介します。
2003年4月に登場したバモス ホビオは、1999年に登場したバモスの派生車で、よりアウトドア色を強めたモデルです。全高はバモスより105mm高くなり荷室容量が拡大。背の高い荷物もすんなり載せられるようになっています。
同車の魅力はラゲージの容量だけではありません。使い勝手をとことん追求している点も大きな魅力です。4種類のナットやフック類をラゲージの壁面や床下に装備。自分流のアレンジを可能としているのです。
具体的には、ボディの内側壁面に、穴あけ加工なしで6mmのボルトを取り付けられる“ユーティリティナット”を28ヵ所設置。このナットを使いロープを掛ければより使いやすくなる“アタッチメントフック”も4個装備しています。
また、コンビニフックやロープフックとして使える“ユーティリティフック”のほか、荷物をしっかり固定するための“タイダウンフック”も装備。さらに、シートとドアライニングには撥水処理を施した表皮を使うなど、様々な配慮がなされています。
エンジンは直3のNAとターボの2種類をラインナップ。ミッションはターボモデルのみ4ATとなり、NAモデルは5MTのほか、2WDは3AT、4WDは4ATとなっています。
モデルサイクルが長いバモス ホビオも、登場から間もなく10年。最も安い中古車はなんと10万円台でした(2月3日現在)。相場のボリュームゾーンは30万円~60万円台なので、相場の下端となると修復歴があったり、走行15万kmオーバーといった多走行のものがほとんどですが、裏を返せば、それだけ走るという証でもあります。
趣味の車となれば、できる限り安く手に入れたいもの。その点、趣味車としてのレベルが高く、50万円以下で狙えるバモス ホビオは狙い目の存在です。流通量も200台前後あるため、じっくり探せば好みのものが見つかるはず。来るべき春に向けて、そろそろ考えてみてはいかがでしょうか。
Text/金子剛士
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