アウディ TTS クーペ/TT クーペ 2.0 TFSI クワトロ 【追加モデル】
カテゴリー: アウディの試乗レポート
2008/09/24
遅れて来た大本命と来なかったかもしれない頂点
↑大きなタービンでパワーを稼いでいる印象が少し昔のターボ車っぽく、アクセルワークに気を使うTTS(左)初代のイメージを継承しつつ、一般的なクーペのカタチに近づけたことがヒットの理由か。写真は2.0 TFSI クワトロ(右)
2006年の登場以来、世界的に好調なセールスを記録している2代目アウディ TT。ちなみに日本でも2007年に発売されたアウディのおよそ3台に1台がTTであり、驚くべきことにこの半年だとマツダ ロードスターや日産フェアレディZよりも売れている。その好調を背景に、新しく2つのモデルが追加された。背景に、と書いたのは理由があって、2つのモデルのうちハイパフォーマンスな(そして値段の高い)トップモデルTTSは当初日本導入を見送られる可能性があったそうだ。しかしTTが予想以上に日本マーケットでも売れたことで、めでたく導入の運びとなった。イマドキの日本マーケットでは珍しくイイ話しである。
ただ、ゆえに2008年度の割り当て台数は少なく、左ハンドルに限られる。そんなTTSは従来モデルと同じ直噴2Lターボながら、あちこち手を加えて72馬力アップの272馬力を叩き出している。アウディご自慢の減衰力可変ダンパー「マグネティックライド」も高出力化に伴い強化された専用チューンのものとなり、内装も野球のグローブのようなステッチをもつシートがオプションで用意され高級感をアピールしている。
そしてもう一つ追加導入されたグレードが2.0 TFSI クワトロだ。従来の売れ線だった200馬力仕様のエンジンに待望のクワトロが組み合わされた、ようやくやって来た大本命グレードである。初代は4気筒ターボにクワトロという組み合わせのグレードが一番売れていたのだから、遅れたのが不思議といえば不思議だ。
日本で乗るには2.0 TFSI クワトロがベストバイだ
↑TTSには専用のシフトノブやアルミのドアシルプレートなども装備される(左)白いヘッドカバーが特別感をアピールするTTSのエンジン。出力特性はターボらしさを感じさせるがCO2排出量や燃費に配慮した最新ユニットだ(右)
最初に乗ったのは2.0 TFSI クワトロ。先に結論を言おう。日本で乗るにはこれがTTのベストバイである。いや、昨今乗ったクルマの中でもベスト3に入る。ターボとは思えないレスポンスとターボらしい十分なパワー、しなやかさとスタビリティを高次元で両立させた足回り、高級感あるもろもろのフィーリング。とにかくクルマのリズムがいい。もともとTTはFFの2Lターボも3.2のクワトロも基礎点はめちゃくちゃ高かった。FFの方が軽快で、3.2の方は安定感があり、これは好みの問題だったのだが、2.0 TFSI クワトロは両者のいいとこ取りである。
一方のトップモデルTTSだが、せっかくのイイ話に水を差すようで申し訳ない。日本のスピードレンジは、このクルマのリズムに合っていないかもしれない。大きなタービンでパワーを稼いでいる印象が、少し昔のターボ車っぽい。3500回転から上がドーンとパワフルなので、アクセルワークに気を使う。強化された足回りも少々ドタバタする。これはこれで好きな人もいるとは思うが、アウディらしいのは2.0 TFSI クワトロだ。
SPECIFICATIONS
| 主要諸元のグレード | TTS クーペ | 2.0 TFSI クワトロ |
| 駆動方式 | 4WD | |
| トランスミッション | 6AT | |
| 全長×全幅×全高(mm) | 4200×1840×1380 | 4180×1840×1390 |
| ホイールベース(mm) | 2465 | |
| 車両重量(kg) | 1470 | 1400 |
| 乗車定員(人) | 4 | |
| エンジン種類 | 直4DOHC+ターボ | |
| 総排気量(cc) | 1984 | |
| 最高出力[ps/rpm] | 272ps/6000rpm | 200ps/5100?6000rpm |
| 最大トルク[kg-m/rpm] | 35.7kg-m/2500?5000rpm | 28.5kg-m/1700?5000rpm |
| 10・15モード燃費(km/L) | 10.8 | 12.4 |
| ガソリン種類/容量(L) | 無鉛プレミアム/60 | |
| 車両本体価格 | 675.0万円 | 499.0万円 |
アウディ TTS クーペ/TT クーペ 2.0 TFSI クワトロ 【追加モデル】/試乗レポート
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