SMG/Sequential Manual Gearbox|自動車なんでも用語集

SMG/Sequential Manual Gearbox(えす・えむ・じー/しーけんしゃる・まにゅある・ぎあぼっくす)/[基本性能]

SMGとはSequential Manual Gearbox(シーケンシャル・マニュアル・ギアボックス)の略で、BMWが採用する2ペダルMTのこと。

クラッチペダルを操作せずに変速が可能な点ではマニュアルモード付きATと同様だが、MTをベースとしているためクラッチが存在し、これがトルクコンバーターを使用するATとの大きな違いだ。そのクラッチの操作はエンジン回転数を合わせる作業とともに自動化され、クラッチペダルを操作する必要がある通常のMTと比べ、より素早いシフトチェンジが可能となっている。またATに対しては、重量のあるトルクコンバーターを使用しないため、ギアボックス自体を軽くすることができる利点がある。

1997年、E36型M3クーペに初めて採用されたSMGは、当初、変速のショックが大きいなどの問題点があったが、その後、SMG IIに進化。よりスムーズな変速が実現されるとともに、ステアリングから手を離すことなくシフトチェンジが可能なパドルシフトが追加された。また、あらゆる走行状況に対応できるよう、M(マニュアル)/S(スポーツ)/C(シティ)モードの3つのシフトプログラムが内蔵され、MモードおよびSモードでは、運転者が任意のギアを選択することが可能。一方、CモードはATと同様の自動変速モードで、キックダウン機能(アクセルペダルを大きく踏み込んだ場合に、より低速なギアに切り替わる機能)も備わる。ちなみにSモードはよりスポーティな走りに対応したモードで、Mモードよりもギアチェンジやクラッチ操作にかかる時間が短縮されている。