実用性以上にエレガントさが重視された新型ボルボ S90/V90(海外試乗)
2016/09/17
▲欧州的な落ち着いたテイストを好む大家族には素晴らしい選択肢。これでもまだ、ヴェルファイアやアルファードがいいという人は、そういう趣味ということでこのノーブルさ、もしやロールス&ベントレー級?
予想以上でしたわ、新型S90 & V90!
知る人ぞ知るボルボプレミアム革命第2弾で、新型の2代目XC90 に続くラージワゴン&セダンなのだが、クオリティとノーブルさがハンパない。
まずはデザインを見てほしいけど、完璧プレミアムに振り切ってます。かつてボルボは「スウェーデンいい人戦略」の限界で、一番力入ってたのは正直ミディアムな60シリーズや70シリーズ。トップエンドの90シリーズは今ひとつ振り切りが足りなかったけど、新型は全然違う。実物は写真で見るよりよっぽどエレガント。ドイツ勢とは風合いが違う。
特にV90だけどS90同様、全長ほぼ5mと伸びやかなうえ、実用性以上にエレガントさ重視。それは560LというV90のラゲージ容量にもよく出ていて、リアピラーもビックリするほど寝てるし、かつての実用路線とは決別。
プラットフォームはXC90で初導入した新プラットフォームSPAで、約半分に高張力鋼板やボロンスチールを使った贅沢品で剛性感がハンパない。またパワートレインは2L直4がメインで後は過給器やモーターと割り切ってるけど、フィーリングは悪くない。厳密に走りの質感でドイツ勢を越えてるかは微妙だが、独特のしなやかさとスポーティさのバランスは確実に新潮流! まさに悩ましき“新北欧プレミアム”の誕生ですわ。
もし俺が金持ちだったら・・・・・・買う!
▲2LターボのT5、2Lスーパーチャージド+ターボのT6 AWD、プラグインハイブリッドのT8 AWD、2LディーゼルターボのD4とD5 AWDをラインナップする
▲XC90同様、メーター部のセンタースクリーンとセンター部のタッチスクリーン式縦型センターディスプレイを配し、シンプルでクリーンなインテリアに
▲スポーティな内外装をもつR-デザインをS90/V90ともにラインナップ。マットブラックのホイールやピアノブラックのトリムなどを備える【SPECIFICATIONS】
■グレード:S90 T6 AWD ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直4DOHCスーパーチャージド+ターボ ■総排気量:1969cc
■最高出力:320/5700[ps/rpm]
■最大トルク:400/2200-5400[n・m/rpm]
■駆動方式:4WD ■トランスミッション:8AT
■全長x全幅x全高:4963x1890x1443(mm) ■ホイールベース:2941mm
あわせて読みたい
空冷ポルシェ 911こそ、いま選ぶべき「最後のアナログ・スポーツカー」だ!【カーセンサーEDGE 2026年2月号】
【悲報】スイフトスポーツがついに生産終了! 今からでも間に合う中古車での賢い狙い方
マルチクリエイターが運命的に出合った、走行距離20万kmオーバーのシトロエン C6
【爆増】ランクル250の流通台数が1000台突破! 価格も検討しやすくなってきた最新型ランドクルーザーの中古車状況、オススメの狙い方を解説
スーパーカー界の2025年を振り返る。何が起こるかわからないエキサイティングな年だった!【スーパーカーにまつわる不思議を考える】
新車だと800万円超えのラングラーが300万円から狙えるが買いなのか? ジープ伝統のSUVのモデル概要、オススメの狙い方解説!
あの時買っときゃ良かった……のモデルを振り返り“後悔を楽しむ”「バブルが生んだ国産オープンモデル」編
「ネオクラ・メルセデス」がアツい! 正規ディーラーも参入するほど中古車市場でいま静かに熱を帯びているR129型、W124型に注目!
あの名車は今? その後継モデルたちは……20年という時の流れは車をどう変えたのか。SL、ムルシエラゴ、911…
アコードの平均総額が1年で60万円以上ダウン! プレリュードが気になるけど実用性も欲しい諸兄にオススメのフラッグシップセダン









