COMAND System/Cockpit Management and Data System|自動車なんでも用語集

COMANDシステム/Cockpit Management and Data System(こまんど・しすてむ/こっくぴっと・まねーじめんと・あんど・でーた・しすてむ)/[装備]

M・ベンツが搭載したCOMANDシステムとはCockpit Management and Data Systemの略称で、BMWに採用されているiDriveにも似たM・ベンツのインターフェィスのこと。人間工学に基づいて設計され、HDDナビやオーディオなどの直感的な操作の実現が目指されている。

システムはセンターコンソール部に設けられたダイヤル式のコントローラーと、その周囲に配置されたスイッチ、ダッシュボード上部のワイドディスプレイなどで構成。ディスプレイに表示された情報を基にコントローラーを操作し、ナビゲーションやオーディオなどのビジュアル機能の設定操作を行うことができる。

また、情報などはダッシュボード上部のディスプレイだけでなくメーターパネル内に設けられたマルチファンクションディスプレイにも表示され、より運転中の視線移動のリスクを減らし、走行中の安全性を高める。さらにマルチファンクションステアリングに設置されたスイッチ類でも操作することができるなど、ドライブの快適さと安全をサポートする。

2009年時点では、CクラスやEクラス、Sクラスなどに採用されている。